メニューにジャンプこのページの本文へジャンプ
埼玉県立図書館 あなたの調べるを応援します

ホーム図書館ブログ> その他

その他

2015年7月15日

久喜図書館の耐震補強等の工事が終了しました!

こんにちは。久喜図書館総務担当です。

久喜図書館は耐震補強その他改修工事のため休館していましたが、工事が終了し5月16日(土)から開館いたしました。

休館中は利用者の皆様には、ご不便・ご迷惑をおかけいたしました。

館内の耐震補強工事のほか、空調機器、エレベータの改修、外壁補修などを行いました。

また、安全のため階段や玄関スロープに手すりを設けました。

2階閲覧室は照明器具の改修、レイアウトの変更などを行いました。1階子ども室も照明器具の改修、書架サイン(案内表示)の取り付け、カーペットやいすなどを新しくするなど、明るく快適にご利用いただけるようになりました。

今後とも久喜図書館をどうぞよろしくお願いいたします。

2015-07-15-01.jpg

2階閲覧室

2015-07-15-02.jpg

1階子ども室

2015年2月20日

レファレンス協同データベースのはなし

こんにちは。

久喜図書館 情報地域協力担当です。

今回は、国立国会図書館が提供している"レファレンス協同データベース事業"に埼玉県立図書館が参加していることについて、ご紹介します。

レファレンス協同データベースとは・・・

全国のさまざまな図書館(公共図書館・大学図書館・専門図書館など)でうけた、図書館の資料やデータベース等を使った調べもののご相談(これをレファレンスといいます)や、病気やビジネスといった特定のテーマを調べるためのツールを集めた調べ方マニュアルを調べることが出来るデータベースなのです。

レファレンス協同データベースにはこんなに可愛いイメージキャラクターのれはっちもいるんですよ。

2015-02-20-01.png

埼玉県立図書館は2004年からこの事業に参加し、図書館で調査したレファレンス事例を多数登録しています。

埼玉県立図書館が登録した今までのレファレンス事例一覧

2015年1月末時点での登録件数は累計9,385!

(一部公開していない事例もあります)

たくさんの事例をレファレンス協同データベースに登録しているので、国立国会図書館から御礼状を毎年いただいています

なんと今年で7年連続!!

2015-02-20-02.png

また、2014年1月から12月までの一年間で埼玉県立図書館が登録したレファレンス事例へのアクセス総数は2,017,711件、データベース登録図書館の中でのアクセス総件数が1位となりました

インターネットの検索結果にヒットしたレファレンス事例に興味を持ってくださる方が

増えたのかなと嬉しく思っています。

アクセス件数TOP3の事例

埼久-2009-020 デイサービスでのレクリエーションについてやり方等を知りたい。例:風船バレー、スリッパとばしなど。

埼熊-2012-177 右利きの人と左利きの人の割合を知りたい。世界および日本における割合もわかるとよい。

埼熊-2005-067 「後閲」という語の意味・読み方・典拠を大至急知りたい。自治体の事務決裁規程にある言葉。

このほかにも、 埼浦-2012-104 「専業主婦の割合(人数)」と「子育てをしながら働く女性の割合(人数)」について、埼玉県と全国の比較が分かる資料と埼玉県内の市町村別の統計がみたい。

埼浦-2012-102 さいたま市見沼区の江戸時代の様子を知るために、江戸時代の古地図が見たい。

埼熊-2013-126 大正6年6月29日に熊谷で大きな雹が降った。そのことについての新聞記事を読みたい。朝日新聞は確認済みなので、それ以外の新聞記事を調べてほしい。

といった、埼玉県に関するレファレンスも多く登録しています。

埼玉県立図書館では、お役立ちレファレンスを図書館ホームページのレファレンス事例紹介でも公開しています。是非、みなさんも調べものの機会に活用してみてください!

2014年12月19日

前庭の彫塑「遥か」

こんにちは。

久喜図書館総務担当です。

今回は、久喜図書館の前庭にある彫塑についてご紹介します。

前庭にある野外読書広場には、帽子をかぶった少女の像「遙か」があります。

つば広の帽子の少女は、頬杖をつき、はるか遠くを見つめています。

この像は、久喜市在住の彫刻家 齋藤馨氏の作品で、昭和61年にご寄贈いただいたものです。

齋藤氏は地元の埼玉県を中心に活動されておられ、久喜駅西口駅前広場の三人の少女の像も齋藤氏の作品です。 他にも久喜図書館向かいの久喜総合文化会館、白岡駅、白岡高校、加須青年の家などに齋藤氏の作品はあるそうです。 (詳しくは、齋藤馨氏のホームページをご覧ください。)

野外読書広場は、読書のほか、休息、語らい、食事などの場として、広くお使いいただいており、「遥か」の像の横にはけやきが大きく枝を広げ新緑から紅葉まで広場を美しく彩っています。

久喜図書館にお越しの際は、ぜひこの広場にもお立ち寄りください。

2014-012-19-01.jpg

紅葉した広場と「遥か」

2014-012-19-02.jpg

新緑の広場

2014年7月9日

富岡製糸場伝習工女第1号"尾高ゆう"

「明治五年七月、尾高ゆう(十四歳)は郷里下手計村(現・深谷市)を後にして、真夏の太陽の下を、一路中山道を北上していた。 めざすは、群馬県の富岡。」
(『埼玉の女たち 歴史の中の25人』 p163 韮塚一三郎/著 さきたま出版会 1985)

こんにちは。
熊谷図書館 人文科学資料担当です。

6月21日、「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産に登録されました
官営富岡製糸場の設立にあたっては、大蔵省で製糸場設置主任を担当した渋沢栄一(しぶさわ えいいち,1840-1931)や、建設資材調達のまとめ役を務めた韮塚直次郎(にらづか なおじろう,1823-1898)といった深谷市出身の人物が活躍しました。

また、栄一の従兄で、実業家の尾高惇忠(おだか あつただ 通称:じゅんちゅう,1830-1901)は、初代工場長となりました。

尾高惇忠生家.jpg
深谷市指定文化財「尾高惇忠生家」 (江戸時代後期)
2014年6月撮影

深谷市下手計(しもてばか)236
※6月7日から一般公開しています。
公開時間:午前9時から午後5時

入口.jpg
尾高家に関するパネルが展示されています。

富岡製糸場は明治5年に完成しました。
ところが、惇忠はそこで働く工女の募集に苦慮することになります。
原因は、フランス人指導者たちの飲むブドウ酒を見た人々が、それを生き血と思い込み、生き血をとられてしまうという噂が広まったためでした。

そこで惇忠は噂を払拭するため、郷里の下手計村から最愛の娘・尾高ゆう(1858頃-1923)を招き寄せることにしました。
14歳のゆうは父親の心中を察し、伝習工女第1号として富岡製糸場に入ることを決意します。

ゆうの決断は郷里の少女らを刺激し、5人の少女がゆうと行動を共にすることになりました。
ゆうたち初期工女の熱意なくして富岡製糸場の繁栄はなかったのかもしれません。

内部.jpg
<尾高惇忠生家 内部> ※中にあがることはできません
ゆうも、14歳までこの家で過ごしました。
ゆうは、明朗で忍耐強く、男勝りのところがあったそうです。
江戸時代の終わりからわずか5年、埼玉にはこのような女性がいたのです。
富岡製糸場が世界遺産に登録されたいま、栄一や惇忠と並んで注目したい人物ですね!

富岡に訪れる際は、ぜひ深谷にも立ち寄ってみてください

深谷市下手計周辺の風景はこちら
「そーなん!?渋沢栄一のふるさと」(2013年8月21日掲載)

参考文献
『尾高惇忠 郷土の先人 深谷ふるさと文庫第1巻』(荻野勝正/著 博字堂 1995)
『埼玉人物事典』(埼玉県教育委員会 1998)

参考URL
「渋沢栄一ミュージアム」 (深谷市文化振興課)

2013年10月9日

-熊谷図書館のコバトン-

こんにちは 熊谷図書館総務担当です。
埼玉県立熊谷図書館でも、埼玉県のマスコット「コバトン」が活躍していますので、御紹介いたします。
コバトンは、開館日に2階資料室カウンターで着座し、皆さんをお迎えしています。
このコバトンは、県庁福祉部福祉政策課による「埼玉県シラコバト長寿社会福祉基金」募金のお手伝いをしております。
コバトンの様子.JPG
来館の際は、募金箱を持ったかわいいコバトンを見てください!