2015年3月20日
発達が気になる子のサポート入門 ~健康・医療情報講座を開催しました その2~
発達が気になる子のサポート入門 ~健康・医療情報講座を開催しました その1~
久喜図書館では今回の講座に合わせて多彩な情報提供を行いたいと思い、4つの展示を開催しました(展示は既に終了しています)
講座の後半では、この展示や「発達障害」に関連する資料の紹介、また親(当事者)の会の活動紹介など、図書館ならではのプラスアルファの情報をご案内しました。
1 資料展示と情報の調べ方案内
おすすめ本の紹介や、発達障害関連16団体のパネル展示についてお話しました。
展示の様子と「資料リスト」(PDF)は下記のページをご覧ください。
資料展示&パネル展示 あなたの世界を教えてくれる? 発達障害を知りみんなで支え合おう
「資料展 知って見守る 特別なかがやきをもったこどもたち(1階子ども図書室)」
さらに詳しく調べたい方は、こちらをご参考に。
図書、新聞・雑誌記事、教育、就労、専門医など関連機関や団体など、発達障害に関する情報の調べ方をまとめてご紹介しています
2 「マルチメディアデイジー」の紹介
当日は館内で、「マルチメディアデイジーなどの障害者用資料展示と体験会」を開催しましたが、講座では実物映像と音声をスクリーンに映しながらご紹介しました。
文字を読むことが困難な方に活用していただける「マルチメディアデイジー」の解説は、以下のブログ記事をどうぞ。
「知っていますか?デイジー(DAISY)~マルチメディアデイジーなどの障害者用資料展示と体験会」を開催!
3 埼玉県内親の会の活動について
さらに、今回、館内のパネル展示にご参加いただいた団体の中から、埼玉県内の「親(当事者)の会」3団体の役員の方に、会の活動についてお話いただきました。
・フレンズ
埼玉県内「親の会」5団体のパネル展示の様子
ひとりで悩みがちな保護者の方々。さぞかしストレスもたまることでしょう。
そんな同じ立場のみなさんが集うことで、不安を解消したり解決のヒントを見つけられる...
親の会の役員の方々の暖かいお言葉や、研修会や啓発イベントなど興味深い活動の紹介を、会場のみなさんは熱心にメモを取りながら聴いていました。
「"図書館"がこのような取組みを行なっていることが新たな発見でした」
「発達障害について多くの人に知ってほしいので、今度は地元の図書館にもはたらきかけてみます」
今回、たくさんの方から、そんなお声を頂戴しました。
あなたの悩みや困りごとは何ですか?もしかしたら、一冊の本や、専門職や同じ立場の人たちに相談することや、行政の支援制度が、悩みを解決に導いてくれるかもしれません。
図書館では、「発達障害」に限らず、社会的な関心の高いテーマについて、悩み事解決のヒントとなるような、様々な情報を提供したいと思っています。
また、みんなで助け合える地域のつながりづくりのためにお役に立てればと願っています。
久喜図書館は、耐震改修工事のため、平成27年3月16日(月)から5月15日(金)まで休館します。