2016年9月28日
「図書館で、がん相談」開催しました
去る9月6日、久喜図書館で「図書館で、がん相談」→詳細はこちら を開催しました。
埼玉県立がんセンター 地域連携・相談支援センター の相談員による 出張相談 です。
がん患者が増え続けている社会状況を受けて、全国の「がん診療連携拠点病院」「地域がん診療指定病院」には、「がん相談支援センター」が設置されています。
がん治療や療養生活全般、社会制度の利用などについて、看護師やソーシャルワーカーが無料でお話を伺い支援する窓口です。
がんに関する図書や情報提供に力を入れている当館でも、時折、がん患者さんやご家族から 深刻なお悩み を相談されることがあります。
「どこに相談すればいいかわからない」という方、がん相談支援センターを知っていても「病院に行くのは ちょっと敷居が高くて..」という方も。
そこで、今年初めて、みなさまが気軽に利用できる図書館での出張相談を試みました。
当日は4名の方が相談に来られ、「とても参考になりました」「安心しました」との感想をいただきました。
今回の相談員さんは、国家資格である「社会福祉士」を持つ ソーシャルワーカー でした。
相談の一例として、退院後の在宅治療 について相談を受けると、お困りごとを解決できるような 制度や情報の提供、その方がお住まいの地域にある 医療機関 や 訪問看護ステーション、相談先 などを紹介し、支援してくれます 。
がん相談支援センターでは、できるだけ個々のがん患者さん の 病状や希望に沿う 支援が紹介できるよう、地域の医療・福祉情報を収集しているそうです。
当日相談に見えた方のなかには、帰りがけに当館の「がん情報コーナー」の 本 を熱心に読んで、「これでドクターと相談できます」 と喜んで帰られた方もいらっしゃいました。
久喜図書館 がん情報コーナー → 詳しくはこちら
がんは「情報戦」と言われます。
医療機関、相談窓口や支援制度、図書や情報を上手に使って闘病に役立てていただければ幸いです。