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2013年9月4日
埼玉資料で知る地球温暖化

浦和図書館埼玉資料室からのお知らせです。

9月3日(火)~29日(日) 埼玉資料室入り口にて埼玉資料室ミニミニ展示『埼玉資料で知る地球温暖化』を開催しています。


今年は、7月より高温の日が続き、中でも、8月12 日には、江川崎(高知県四万十市)で最高気温が41.0°Cとなり、国内最高記録(これまでの最高記録は2007 年8月16 日に熊谷(埼玉県)と多治見(岐阜県)で観測した40.9°C)を更新しました。熊谷は日本一の座を明け渡すことになってしまいましたが、熊谷地方気象台は8月30日、熊谷で今月観測された猛暑日が連続13日間続き統計開始の1897年以来第2位を記録したと発表しています。また、92日には、埼玉県越谷市など県東部で竜巻とみられる突風により大きな被害がでました。

展示風景.jpg
【ミニミニ展示『埼玉資料で知る地球温暖化』展示風景】

地球温暖化、ヒートアイランド現象と呼ばれて久しいですが、埼玉県の現状はどうなのでしょうか。埼玉県が平成20年度に策定した『ストップ温暖化・埼玉ナビゲーション2050 埼玉県地球温暖化対策実行計画』(埼玉県環境部温暖化対策課)によれば、1897年から1979年までの年平均気温は1.43°C上昇(100年当たりに換算)したのに対し、1980年から2007年まででは6.54°C(100年当たりに換算)も上昇し、急激な気温の上昇がうかがえるそうです。また、アメダスによる埼玉県内の1980年以降の夏日(日最高気温25°C以上)及び真夏日(同30°C以上)の増加は、100年当たりに換算すると、それぞれ100日及び93日も増加しているそうです。降水量の推移も年次変動が大きくなっていると同時に、最大1時間降水量の最大値は増加傾向にあり、豪雨時の雨量が増加している傾向が明らかになっているそうです。地球温暖化問題による影響が今後さらに増えていくと予想されます。

今回のミニミニ展示は、埼玉県発行の「地球温暖化」関連資料、熊谷地方気象台発行「埼玉県の気象災害」などを展示しています。ぜひ、ご覧ください。