2012年8月1日
博物館にはお宝がいっぱい
こんにちは 熊谷図書館人文科学資料担当です。
日本ではじめてできた「博物館」は、どこだかご存じですか?
・・・ ここです ↓ ・・・
東京の上野公園にある東京国立博物館です。
幼い日、祖父に連れられて、恐竜展や北京原人展、兵馬俑展などを見にゆきました。 兵馬俑展では、等身大の兵士や馬の人形がたくさんあるのにドキドキしたことを思い出します。 それ以外にも博物館では、見たこともないような珍しいものをたくさん見ました。 むずかしいことは、祖父が説明してもくれました。
そんな祖父が亡くなり、大きくなった私は、今度は一人で上野を訪れて、博物館や美術館を巡りました。 上野には、ドキドキしたりワクワクした思い出がつまっています。
そんな、上野の東京国立博物館が明治5年の開館から今年、2012年で140周年になるそうです。
熊谷図書館では、「博物館の愉しみ」というテーマで資料展示を開催しております。 東京国立博物館の歴史に関する資料や博物館のルーツともいえる「ムウセイオン」に関する資料、博物館の展示方法に関する資料などを集めて展示しています。
東京国立博物館では、「ツタンカーメン展」(昭和40年)や「モナリザ展」(昭和49年)が たくさんの人を集め、話題になりました。 そんな特別展の資料を集めていたら、こんなことがありました。
熊谷図書館所蔵の雑誌『アサヒグラフ』の昭和40年8月25日増刊号と昭和40年11月1日増刊号では「ツタンカーメン展」の特集をしています。
展示にとりあげようと思い、これらの雑誌をパラパラとめくっていたら、昭和40年8月25日増刊号には封筒が挟まっていました。
封筒の中には、「ツタンカーメン展(招待券)」とかかれたチケットの半券が3枚入っていました。 切り取られていて、もう使われていたものですが、とても不思議な気持ちになりました。
「ツタンカーメン展」へ招待されているような・・・
3枚のうちの1枚を展示ケースに入れて、一緒に展示しています。
資料展示は8月26日(日)まで開催しています。
ぜひご覧ください。