図書館ブログ
2016年6月15日
資料展開催中! 「こどものとも」60ねん こどもとあるくながいみち
久喜図書館こども室から こんにちは
久喜図書館のこども室は、埼玉県内のこどもの本のセンターとして、
絵本や紙芝居も含め約14万冊の本を所蔵しています。
実はあまり知られていませんが、日本語だけでなく、英語を中心に独語や仏語・ハングルなど
外国語の本も約5500冊、その他児童雑誌・児童新聞など、多くの児童資料を所蔵しているのです。
そんなにたくさん持っていても、小さなこども室におけるのは、たった2万冊弱。
今では購入できない貴重な絵本の多くも書庫においてあるため、
ふだんはみなさまに自由に手にとって御覧いただくことができません。
そこで、こども室では、豊富な資料を見ていただく機会として
2ヶ月毎にテーマを設けて、書庫の資料を中心に展示をおこなっています。
6月~7月は、児童雑誌「こどものとも」の創刊60周年を記念して
『「こどものとも」60ねん
こどもとあるくながいみち』 の資料展を開催しています。
1956年に創刊された月刊予約絵本「こどものとも」は、1話読みきりで、当時の児童雑誌としては画期的なスタイルでした。
物語や昔話と上質な美的センスとのコラボレーションは、こどもの絵本の世界を格段に豊かなものにしてくれました。特に1号から100号にかけての試行錯誤とチャレンジ精神が、その後の日本の絵本作品に大きな影響を与えたといえるでしょう。
「こどものとも」は、人気のある作品を中心に傑作集として単行本化され、「こどものとも」から誕生した
「ぐりとぐら」や「だるまちゃん」「ばばばあちゃん」などのキャラクターは、長い間、こどもたちに愛され、世代をこえて読み継がれています。
今回の展示では、創刊号から最新号までの723冊のなかから、1号~150号の復刻版と、
単行本化されていないペーパーバックを中心にを展示しています。
ふだんは書庫にあるものばかり。手にとってみられるチャンスです。
また、「にほんのむかしばなし」「せかいのむかしばなし」「のりもの」「かぞく」
などさまざまなテーマ別にも紹介していきます。
「こどものとも」がこどもとあるいた長~い道のりと豊かな世界を感じてください。
大人の方には懐かしい1冊が、
こどもたちには、おなじみのキャラクターの別の1冊が見つかるはず。
こども室でゆったりとくつろいで、大好きな1冊にめぐり合ってもらえたら嬉しいです。
資料展のご案内はこちらhttps://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/news/exhibit/contents/280528k_kuki.html
子ども図書室の過去の資料展示リストはこちら
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/kodomo/k_siryoten.html
2016年5月20日
箱田地域の「川沿い作品展」に参加
川沿い作品展が、5月14日(土)、15日(日)に成田用水沿いの箱田地区住民が中心となり開催されました。このイベントは、今年第17回と歴史がありますが、当館も7年前から資料の展示や写真展を連携して開催しました。
成田用水は江戸初期に開削された六堰の一つで、大里地域の農業用水として稲作を支えてきました。江戸後期、度々あった干ばつの際には、六堰の各組合同士で水争い(水論)が繰り返し起こり、時には激しい争いに発展したこともありました。明治以降もしばらくその状況は変わりませんでしたが、六堰頭首工など近代的な配水システムが出来上がり、激しい水争いはなくなりました(昭和14年)。
くまん堂前のイベント「川の生き物しらべ」
今、成田用水には通年で荒川の水が流され、熊谷市市街ではレトロで情緒ある風景を形成しています。かつては雑排水を受け入れていたため水質が低下した時期もあったようですが、下水道の普及とともに水質が浄化され、7年前には随所に細い土管を沈め、魚が棲めるようになりました。成田用水は、都市部の貴重な地域資源にもなっています。
養蚕用具を用いた箱田神社の展示
散策したい方には、熊谷図書館をスタートして深谷市(旧花園町)六堰頭首工まで15キロです。詳しくは熊谷図書館で作成したマップを閲覧ください。
川沿い散策マップ
・川沿い散策マップ(表面 PDF 5.1MB)
・川沿い散策マップ(内面 PDF 5.0MB)
2016年5月17日
ビジネス支援室からご挨拶申し上げます
こんにちは。
熊谷図書館ビジネス支援室です。
ビジネス支援室が開室して早2か月。
「駅から遠いね・・・」と言われながらも、スーツ姿のビジネスパーソンやここでしか見られないというオンラインデータベースを目指して来室される方がいます。感謝の気持ちでいっぱいです。<(_ _*)>
入りにくいかも。でも、ちょっと見てみませんか。
"ビジネス支援室"ってなにか難しそうですが、これからネットショップをやってみたい、自分でカフェや雑貨屋さんをしてみたい、あるいは、仕事で迷っている方、気軽に覗いてみませんか? 起業や就業に関する図書・雑誌やパンフレットもあります。
女性プチ起業講座の案内から法律相談、貸金支援制度、
知的財産の相談までお持ち帰り可能なパンフレットが約80種。
いやいや私はバリバリですからという方には、有能なビジネスパートナー経営戦略や地域のマーケティングにオンラインデータベースはいかがでしょうか。
ビジネス支援室の資料・オンラインデータベースの案内はこちらをご覧ください。
ビジネス関係図書約2300冊。オンラインデータベース等を11種、検索できます。セカンドライフのための本もありますヨ!
○○についての資料を探している、勤務条件についての法律を見たいなど情報探しのご相談もお受けしています。お気軽にご相談ください。
ご質問は、電話、県立図書館のウェブサイトからもどうぞ。ご質問はこちら
☆開館日・利用時間(火~金:9時から19時、6月~9月は9時から20時まで。土日祝日:9時から17時)
ミニ展示も開催しています。
2016年4月28日
子ども読書の日記念「おおきなおはなし会」を開催しました!
こんにちは。久喜図書館の子ども読書推進担当です。
4月23日(土)に、『おおきなおはなし会』を開催しました。
「子ども読書の日」を記念して行われる、1年に1度の特別なイベントです。
去年は、久喜図書館が耐震工事で休館中だったため、
熊谷図書館で『春のスペシャルおはなし会』として催されたこのイベント。
今年は、久喜図書館に帰ってきました!
午前の部、午後の部あわせて200名以上と、
たくさんの方々が参加してくださいました。
「おはなしのじかん」では、
「トムの会」の皆さんと職員で、
楽しい絵本やおはなしを披露したり、
御来場のみなさんと一緒に手あそびをしたり歌を歌ったりしました。
「おんがくのじかん」では、
県立久喜高校吹奏楽部の皆さんが、
童謡やアニメソング、映画音楽を演奏してくれました。
一緒に口ずさんだり、からだを動かしたりしているおともだちがたくさんいました。
小さな子から、大人まで、たくさんの方に楽しんでいただけました。
来てくれたおともだち、ありがとう。
遠くからもたくさんの方に来ていただきました。ありがとうございます。
久喜図書館のおはなし会へのおさそい
いつものおはなし会も、ぜひいらしてください。
いっしょに楽しいひとときを過ごしましょう。
お待ちしています!
毎週土曜日(14時~14時30分) 1人で聞ける子が対象です。
毎月第2・第4水曜日(11時~11時20分) 小さい子(2・3さい)向けです。
2016年4月26日
埼玉県立図書館が二つの「賞」をいただきました
こんにちは。久喜図書館情報・地域協力担当です。
このたびの九州地方の地震により多くの皆様が被害を受けられましたことに対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
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埼玉県立図書館では、利用者のみなさまの欲しい資料や情報を探すお手伝いをするレファレンスサービスを提供しています。
レファレンスサービスで回答した事例の多くは、ほかの方の調べものに役立ててもらえるようにレファレンス協同データベース(レファ協)を通じてインターネット上に公開しています。レファ協では当館以外にも全国の公共図書館や大学図書館等に寄せられたさまざまなレファレンス事例をキーワード等で検索することができます。
今回、埼玉県立図書館は「レファ協」に関連して2つの賞をいただきました。
「図書館サポートフォーラム賞」受賞
「図書館サポートフォーラム賞」とは・・・
「ユニークで社会的に意義のある各種図書館活動を表彰し、図書館活動の社会的広報に寄与することを目的として、図書館サポートフォーラムが設立した賞。」(「図書館サポートフォーラム」(日外アソシエーツ)ウェブサイトより)
埼玉県立久喜図書館がおこなっている、レファ協事業への継続的な情報提供など「図書館界のレファレンスサービス向上に対する多大な貢献」を高く評価いただき、選考していただきました。
写真は先日参加させていただきました、図書館サポートフォーラム賞授賞式の様子です。
国立国会図書館より御礼状をいただきました
また、国立国会図書館からはレファレンス協同データベース事業に貢献したとして8年連続、御礼状をいただいています。
埼玉県立図書館(熊谷・久喜両館)データ提供状況(平成27年度末)
インターネット上に公開しているレファレンス事例 : 7,762件
平成27年度に埼玉県立図書館が登録した事例のアクセスされた回数 : 約345万回
これまでの埼玉県立図書館が登録したレファレンス事例は事例一覧から見ることができます。
これからも2館体制の強みを活かした、図書館を利用される皆様に役立つ図書館づくりに努めたいと思います。