図書館ブログ
2012年6月7日
海外資料が増えました。
こんにちは。
熊谷図書館の海外資料担当です。
今日は、熊谷図書館3階にある海外資料コーナーを紹介します。 ここには中国語、韓国・朝鮮語、英語、ポルトガル語、スペイン語等20か国語の本が並んでいます。昨年より10言語、3,659冊増え、約14000冊になりました。
「海外資料」って、「外国語資料」のことなの?って思うかもしれませんが、日本語で書かれた資料もあるんです。 国際理解に役立つ資料や、外国の方が日本について知ったり、日本語を学習したりするのに役立つ資料まで、幅広く収集し提供しています。
昨年度特に増えた資料は、日本語学習のための資料、国際理解のための資料、中国・韓国・アメリカ・ブラジルの学校教科書、東洋諸言語でかかれた資料です。
日本に来て間もない外国の方を支援する皆さんにも、是非知って活用していただきたいです。
また、県立図書館の資料は、地元の市町村立図書館に取り寄せてご利用いただけます。
では、海外資料コーナーの資料の一部をご紹介しますね。
こちらはタイ語の本です。
県立図書館の蔵書検索で、書名欄に「タイ語版」と入れて検索してみてください。「タイゴバン」、「Thai」(海外資料にチェック)でもOKです。
タイ語の本のデータを作成するときにタイ文字をローマ字化しているため、どのような内容の本か分かりにくいかもしれません。日本語の本と同じ日本十進分類法により分類してあります。タイ語が読めない図書館の司書でも、分類から内容を推測できるので、相談してみてくださいね。
291.361→東京のガイド、383.81→日本の食べ物、929.36→タイ文学
この他の東洋諸言語として、ベトナム語、マライ語(マレー語)、インドネシア語、タガログ語、ベンガル語、トルコ語、アラビア語、ヒンディー語、ペルシア語の本もありますよ。
地域で暮らす人々との絆づくりに、図書館の資料が役に立てばいいなと思っています。
2012年5月30日
防犯・不審者対応・護身訓練
5月25日(金)、浦和図書館にて防犯・不審者対応・護身訓練を行いました。 まず、今回講師をお願いしました浦和警察署署員の方に防犯、不審者対応について御講義いただきました。自分の身の守り方、警察が到着するまでに何ができるのか?など職員一同緊張して聴き入っていました。 さて、続いて実技の護身術訓練です。今回は「さすまた」を使用して武器を持った犯人を取り押さえる(制止)訓練です。
犯人を壁に追いやります。2人の時は協力して前後から取り押さえます。ここでは、相手との距離が重要です。
次は素手での護身訓練です。
腕を捕まれた時の振り切り方です。案外力を入れることなく誰でも簡単にできます。 最後にカウンターでの対応訓練です。
ナイフ(模型)を持った犯人(役は浦和警察署の方)の迫真の演技に最初はみんなびっくり!!
でも、防犯用の笛を吹き周りに危険を知らせたり、110番通報をしたり、「さすまた」や近くに置いてある椅子を使ったり、他のカウンターの職員と協力したり、冷静に対応ができました。
本当は、こういう事態がないと良いのですが、いざとなったら今日の訓練がきっと生きてくると思います。最後に、今回の訓練に御協力をいただきました浦和警察署署員の皆様、お忙しいところ、ありがとうございました。
2012年5月23日
デイジー(DAISY)について
こんにちは。
久喜図書館の障害者サービス担当です。
今回は、前回のブログで予告しておりました、デイジー(DAISY)
について、紹介します
デイジー図書とは、視覚障害者や印刷物を読むことが困難な
人々のためのカセットテープに代わるデジタル録音図書です。
世界的な統一規格となっています。
デイジー図書の特徴
・ 頭出しが簡単にできる。
・ 章や節や項など任意のページに飛ぶことができる。
・ 音声をデジタルデータで蓄積するため、音質が劣化しない。
・ 最新の圧縮技術によってCD1枚に50時間程の朗読を入れることができる。
当館で制作したデイジー図書。
利用者の皆様や全国の図書館で利用されています。
ご参考に、
県立図書館で所蔵しているデイジー図書などのリストの一部です。
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/shogai/kenmoku2012.html
写真のように、デイジー図書は、
郵送箱などに保護されて郵送されます。
ある日の久喜図書館障害者サービス担当宛に
届いた資料。
この日は、郵便局から5箱届きました
これらは、デイジー図書やカセット、
点字資料などです。
視覚に障害のある方へ郵送で貸出します。
郵送料はかかりません
また、寝たきりや手の不自由な方など何らかの障害で
活字による本が読みにくい方など、視覚に障害のある方
以外でも資料の利用ができます。
利用をお考えの方は、電話などでお気軽にご相談ください。
また、皆様の身近な方に、デイジー図書などが必要で、
まだご存じでない方がいらっしゃいましたら、是非お知らせ
ください
図書館では、いつでも皆様のご利用をお待ちしております。
2012年5月22日
図書館新任職員研修を実施しました
5月11日と5月18日の2日間、さいたま市内で「図書館新任職員研修」を実施しました。(県立図書館と埼玉県図書館協会の共催事業です。)
県内の市町村図書館職員の方に御参加いただく研修を企画するのも、県立図書館の重要な仕事となっております。
自画自賛で恐縮ですが(^_^;)、非常に内容のある研修だったと思います。 はじめに立命館大学教授の常世田良先生から、現代の公立図書館のあり方について御講義いただいた後、児童サービス・障害者サービス・図書館協力・地域資料・レファレンスについて、エキスパートの図書館職員が理論と実務を講義するという贅沢な内容でした。 図書館勤務がはじめて、という方には、とても参考になったのではないでしょうか。 (関西からお越しいただいた常世田先生、また業務が忙しい中で講師をつとめていただいた図書館職員の皆さま、ありがとうございました。)
たくさんの方に御参加いただきました。100人ほど入る会場に参加者がぎっしりです。
かたい内容の講義が続く中、児童サービスの手遊びの実演でひとときリフレッシュ。
2012年5月20日
追悼展示『モーリス・センダックのいるところ』開催中!
こんにちは、、久喜図書館子ども室です。
絵本作家のモーリス・センダックさんが2012年5月8日に83歳でなくなりました。
ご冥福をお祈りいたします。
センダックさんは
『かいじゅうたいのいるところ』
『まよなかのだいどころ』 をはじめ、子どもから大人まで 世界中の人たちに愛されている作品を たくさん残してくれました。
追悼と感謝の気持ちをこめて、久喜図書館子ども室では、県立図書館で所蔵作品をあつめて、追悼展示をしています。
展示『モーリス・センダックのいるところ』
展示期間:5月20日(日)~6月17日(日)
※資料はすべて貸出しています。
センダック作・絵の絵本や物語だけでなく、
『こぐまのくまくん』(ミナリック)のように他の作家とのコラボレーション作品、
グリム童話やマザー・グースに絵をつけたものなど、
その幅広い活動が感じ取れる展示になりました。
映画化された『かいじゅうたちのいるところ』のストーリー・ブックや小説版。
『センダック絵本論』、センダックの伝記など、センダックの人となりが
わかる本もあつめました。
展示はしていませんが、洋書版を所蔵している作品もあります。
ご希望の方は、子ども室カウンターまでお問い合わせください。
ブックトラック1台だけの、ミニ展示ですが、
ぜひ、この機会にセンダックの世界をお楽しみください。
お待ちしています。