2015年7月15日
白熱!! 文化講座「畠山重能・重忠と源平の内乱」
7月4日(土)、県立熊谷図書館に埼玉大学教育学部准教授の清水亮(しみず りょう)氏をお招きし、「畠山重能(はたけやま しげよし)・重忠(しげただ)と源平の内乱」と題した講演会を開催いたしました
畠山重忠は、男衾郡畠山(現深谷市畠山)の生まれといわれ、源平合戦時には源頼朝の配下として活躍しました。
芝居絵:「壇浦兜軍記(3枚続のうち中央部分)(重忠)」
(埼玉県立嵐山史跡の博物館蔵)
今回の講演では、新しい研究動向を踏まえた畠山氏の成立と展開の様相、在地領主としての畠山氏のあり方、畠山重忠ら武蔵有力武士団と平氏・源氏の武蔵国支配との関係についてお話しいただきました。
「平氏家人・畠山重能の嫡子である重忠と頼朝の出会いは緊張をはらんでいた」、「「二君にまみえず」という近世の主従関係とは違って、中世は頼むに足らない主人には仕えないという主従関係だった」など、とても興味深いお話を伺うことができました
参加者の方もとても熱心で、質疑応答の時間だけでは足りず、終了後に講師とお話されている方もいらっしゃいました。
清水先生、参加者のみなさま、ありがとうございました
畠山重忠について、もっと知りたいという方は、現在開催中の資料展示をご覧ください
資料展示:「関東武士の鑑、畠山重忠に迫る!」
展示期間:平成27年5月23日(土)~8月2日(日)
展示会場:県立熊谷図書館2階ロビー
詳しくはこちらをどうぞ(資料展「関東武士の鑑、畠山重忠に迫る!」のページ)
なお、この資料展は、埼玉県立嵐山史跡の博物館の常設展示『畠山重忠と菅谷館跡・戦国時代の城郭・中世の祈り』と連携して展示しています。嵐山史跡の博物館の展示とあわせてご覧ください。
みなさまのご来場をお待ちしています