研修会
2012年5月22日
図書館新任職員研修を実施しました
5月11日と5月18日の2日間、さいたま市内で「図書館新任職員研修」を実施しました。(県立図書館と埼玉県図書館協会の共催事業です。)
県内の市町村図書館職員の方に御参加いただく研修を企画するのも、県立図書館の重要な仕事となっております。
自画自賛で恐縮ですが(^_^;)、非常に内容のある研修だったと思います。 はじめに立命館大学教授の常世田良先生から、現代の公立図書館のあり方について御講義いただいた後、児童サービス・障害者サービス・図書館協力・地域資料・レファレンスについて、エキスパートの図書館職員が理論と実務を講義するという贅沢な内容でした。 図書館勤務がはじめて、という方には、とても参考になったのではないでしょうか。 (関西からお越しいただいた常世田先生、また業務が忙しい中で講師をつとめていただいた図書館職員の皆さま、ありがとうございました。)
たくさんの方に御参加いただきました。100人ほど入る会場に参加者がぎっしりです。
かたい内容の講義が続く中、児童サービスの手遊びの実演でひとときリフレッシュ。
2011年9月30日
休館日は職員研修
変則勤務の多い図書館の現場では、職員が一同に会するチャンスがなかなかありません。
月に1度の館内整理日の合間に、会議を開いたり、職員研修を行っています。
9月22日の館内整理日、久喜図書館の職員研修は「資料補修研修会」を行いました。
なぜ、図書館で資料補修研修をやるのでしょう。
陽がさんさんとあたったり、温度差が激しいところに置いておけば、
ただ、それだけでも、本は傷みます。
大勢の人が、長い期間にわたって、何回も利用する図書館の本は、なおさら。
その間には、ページが破れる、はずれる、形がゆがむなど、だんだんと
傷みが進行していきます。
一方、図書館の本は、
「長く、大切に保存して、必要な時に、必要な人に利用してもらう」
ためにあるので、
職員が保存や修理に関する知識・技術を習得することは、
必要不可欠になってきます。
そこで、県立図書館では、定期的に研修会を行って、職員のスキルアップに努めています。
今回の研修は、初心者のための基礎編を行いました。
講師も受講生も職員です。
まずは、講義
「県立図書館における保存についての考え方」
長く保存していくためには計画的に!
治すより予防が大事!
正しい取り扱いで、本の寿命をのばす!
つづいて、実技
修理の基礎
修理に適した材料や道具の使い方の説明のあと、
くしゃくしゃにになったページのしわのばし方や
和紙とでんぷん糊を使った簡単なやぶれの修理を実習しました。
お手本を見て・・・。
よーく見て・・・。
やってみました。
職員のカメさん、研修の感想をどうぞ。
「まずは、毎日のケア、そして、何度でもやりなおせる修理をすることが大切、
と丁寧に教えていただきました。本にも無添加がやさしいんですね。」
13時15分から3時間、講義中心の充実した研修でした。
(文責 よーかん)