図書館ブログ
2022年6月16日
除菌した布絵本をお届けします!
文字を読むのが苦手な子どもにも、絵本を楽しんでほしい。
楽しく遊びながら、手先の訓練もしたい。
子ども一人でも読める絵本があったらいいな。
そんなお悩みをお持ちの先生方、「布絵本」を使ってみませんか。
布絵本は、フェルトなどの布で作られた手作りの絵本です。
やさしい手触りはあたたかみがあり、あざやかな色使いで目にも楽しいだけでなく、ひもやファスナー、ボタンなどを使って"絵"を動かしたり、取り外したりすることができるのが特徴です。
指先を使った作業などを通し、遊びながら創造力・観察力・動作能力が培われるので、さまざまな障害のある子どもたちに喜ばれています。
障害のある子どもたちに、読書の楽しみを伝えるため、県立久喜図書館では、特別支援学校(学級)や障害児(者)福祉施設に、布絵本の団体貸出を行っています。
(個人の方への貸出は行っておりません)
さて、この素敵な布絵本ですが、布絵本は返却ごとにオゾンで消毒しています。
今年度、布絵本の消毒用BOXを新調いたしました!
こちらです。
大きい!これはたくさん入りそうです。
紫外線照射後、オゾンで除菌してくれます。
箱の中に布絵本を、広げて、広げて。可愛いおばけがこっちを見ていますね。
ふたを閉めて、スイッチオン!
100分後、除菌完了!
心なしか、おばけもすっきりした顔をしています。
毎回パーツが揃っているかを確認し、キレイに除菌してからお送りするので、安心して利用してくださいね。
布絵本の貸出は無料で、貸出期間は3ヶ月です。
県内全域をカバーする図書館協力車によって、お近くの市町村立図書館までお届けいたします。
詳しくは、「手作り布絵本貸出案内・布絵本リスト」のページをご覧ください。
https://www.lib.pref.saitama.jp/guidance/spnd/nunoehon-annai.html
おまけ
よいしょ
ぼくには ちいさかったみたい
2022年5月27日
こんな本あります!―久喜図書館の書棚から―
こんにちは。久喜図書館です。
このコーナーでは、所蔵する図書を図書館職員がご紹介します。
さて、今月は...
■No.1■
『歴史に気候を読む』(吉野正敏 著 学生社 2006)
<所蔵館:久喜図書館 請求記号:451.8/レキ>
歴史を変えてきたのは、いったい何だろうか。偉人か英雄か。それとも戦争や革命か。もちろんそれらは間違いないが、気候もまた歴史を変える大きな要因となる。
本書では、気候の変化が歴史にどのような影響を与えたのか、孫子の兵法や北欧のヴァイキング、日本では川中島の合戦など、古今東西16の事例を挙げ紹介している。
当時の自然環境を想像してみるのも、歴史の新しい楽しみ方かもしれない。
(紹介者: 小林)
■No.2■
『語感トレーニング』(中村明 著 岩波書店 2011)
<所蔵館:久喜図書館 請求記号:810/コカ>
昨今、文字だけのやり取りが多くなった。表情や声色で微妙なニュアンスが伝えられないからこそ、伝え手も受け手も言葉のセンスと感受性が問われる。本書は、55個の問題を通じて学びながら、日本語における似て非なる言葉の意味やニュアンスの微妙な違いなど、思いを正しく授受するための「語感」を研ぎ澄ますための本である。例えば、「快調」「順調」「好調」一番調子がいいのはどれ?メール、SNSが当たり前の今、必読の1冊。
(紹介者:東)
■No.3■
『暮らしのなかの左右学』(小沢康甫 著 東京堂出版 2009)
<所蔵館:久喜図書館 請求記号:404/クラ>
朝顔は右巻き、スイカズラは左巻き。植物の蔓の巻き方は遺伝的に決まっているという。エスカレーターの立ち位置は地域により左右が異なり、衣服の襟の重ね方は時代で変遷している。
本書は様々なジャンルの「左右」について、豊富な資料に基づいて考察している。自然現象から文化まで、「左右」が決まるのに多くの理由があって興味深い。身の回りの「左右」について、誰かに話したくなる一冊。
(紹介者:大島)
それでは、次回もお楽しみに。
2022年5月19日
満員御礼!おおきなおはなし会―子ども読書の日記念イベント―
こんにちは。久喜図書館の子ども読書推進担当です。
新緑がまぶしい季節になりましたね。
埼玉県立久喜図書館では、4月23日(土)に、「おおきなおはなし会」を開催しました。
「子ども読書の日」を記念して行われる、1年に1度の特別なイベントです。
昨年に引き続き、今年度も新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、子ども図書室前の広場で35名の定員を設けての開催となりました。
当日は、定員いっぱいのお申し込みを頂き、気持ちの良い天候の中、無事に開催することができました!
今回のおおきなおはなし会は「おはなしのじかん」と「おんがくのじかん」の2部構成。
まずは、ボランティアグループ「トムの会」による、「おはなしのじかん」です。
指につけた小鳥の人形が次々と消える、ちょっとふしぎな手遊びや、まどみちおの詩「チューリップがひらくとき」を朗読しながらおこなうパネルシアターに子どもたちも興味深々!
紙芝居ではみんなで声をあわせて・・・よいしょ!よいしょ!
さらに大型絵本の読み聞かせもあり、盛りだくさんなプログラムでした。
さて、お次は「おんがくのじかん」。音楽デュオ「たまごさんど」の登場です。
オカリナとギターの音色が、木漏れ日いっぱいの広場に響き渡りました。
プログラムは「さんぽ」や「となりのトトロ」「アンダー・ザ・シー」など、みんなが知っている曲がたくさん。「パプリカ」では、踊りだす子も!
オカリナとギターのさわやかな音色と、木々を揺らす風が印象的な、野外ライブとなりました!
「トムの会」さん、「たまごさんど」さんのおかげで、楽しい時間を過ごしてもらうことができました。
「トムの会」さん、「たまごさんど」さん、そして参加してくださった皆様、ありがとうございました!
ちなみに・・・
翌週の土曜日、おおきなおはなし会に来てくれた女の子が、お父さん、お母さんと一緒に通常のおはなし会に遊びに来てくれました!
おはなし会も、家族仲良く参加してくれて、図書館を好きになってくれそうな予感が!
こんなふうに、図書館に遊びにきてくれる子どもたちが増えたら、いいなあ・・・。
2022年5月13日
こどもしつのおともだちをしょうかいします
こんにちは!
熊谷図書館 視聴覚資料・図書館振興担当です。
今回は子ども室でみなさまを待っている仲間たちをご紹介します。
\ようこそ熊谷図書館子ども室へ!/
知っているキャラクターはいたでしょうか??
ということで、ここでクイズです!
写真にうつっているぬいぐるみのお名前は何でしょう??
ぜひ、家族と、またはお友達といっしょに考えてみてください。
さぁ、わかったかな??
それでは正解と一緒に、登場する絵本もご紹介していきます。
気になる絵本があったら、お電話や子ども室で、お気軽に職員にお声がけください。
正解は・・・・
ピーター
・『ピーターラビットの庭しごと』(福音館書店)
・『ピーターラビットのてがみの本』(福音館書店)ほか
パディントン
・『パディントンのかいもの』(偕成社)
・『パディントンえきにあらわれる』(ほるぷ出版)ほか
マックス
・『かいじゅうたちのいるところ』(冨山房)
おだんごぱん
・『おだんごぱん』(福音館書店)
ぐり、ぐら
・『ぐりとぐらのうたうた12つき』(福音館書店)
・『ぐりとぐらとくるりくら』(福音館書店)ほか
アンパンマン
・『アンパンマンとくろいとり』(フレーベル社)
・『アンパンマンとぴいちくもり』(フレーベル社)ほか
最後はみんな大好きアンパンマンでした!
ちなみに、おだんごぱんと、ぐりとぐらは、
なんと、むかーし職員が手作りしたものだそうです。
いくつ分かったでしょうか??
そして最後にご紹介するのは、
昨年度、新たに仲間になった、こぐまちゃんです!!
・『ひらいたひらいた』(こぐま社)
・『はじめてのこぐまちゃん じどうしゃ』(こぐま社)ほか
これから仲良くしてくださいね!
ほかにもこども室ではたくさんの仲間がみなさまをお待ちしております。
もちろん、おはなし会の日にだけ現れる、あの子も...
おはなし会は毎月第2・3・4土曜日、午後2時から3時までです。
熊谷図書館子ども室は、子どももおとなも大歓迎!!
ぜひぜひみなさまで遊びに来てください。
2022年4月26日
資料展「川越百歳 ~川越市市制100周年記念展示~」開催中!
こんにちは!
埼玉県立熊谷図書館、地域・行政資料担当です。
突然ですが問題です!
埼玉県で最初に「〇〇市」と呼ばれるようになったのは、何市でしょう?
正解は......川越市!
大正11年(1922年)12月1日、川越町は仙波村と合併すると共に、県内初の市制を施行し「川越市」となりました。
そして、今年川越市は生誕100周年を迎えます!
そこで埼玉県立熊谷図書館では、川越の百寿を記念して、資料展「川越百歳 ~川越市市制100周年記念展示~」を開催中です。
今回はその見どころを少しだけ紹介していきますよ!
本だけじゃない! 多種多様な川越の資料たち
今回は、川越に関する「郷土資料」を紹介しています。郷土資料は本以外にも、様々な種類があります。例えば......。
▲こちらは、ちょうど100年前に市制が施工されたことを記念して発行された絵葉書です。読み物ではありませんが、当時の川越の様子を伝える貴重な資料として、図書館で収集・保存しています。
▲こちらは、川越を舞台としたアニメ「神様はじめました」とコラボをした観光マップです。これももちろん、図書館で所蔵している大切な郷土資料です。
圧巻のクオリティ! 美麗なイラスト & 精巧な模型
今回は出版社仙波書房様にご協力いただき、書籍『川越の建物 近代建築編』で使用されたイラスト原画と、川越の情景模型も展示しています。これらは去年の夏に川越マインで開催された「出版記念、複製原画展&模型展」で実際に展示されていたものです。
▲埼玉りそな銀行が美しいイラストに! チラシにも使わせていただいています。他にもたくさんの建物のイラストが展示されていますよ!
▲細部まで綿密に再現された模型。ずっと見ていられますね!
このクオリティは、写真で見るだけじゃもったいない!
ぜひ熊谷図書館にお越しいただき、その目で直接ご覧ください。
今回の展示は様々な工夫を凝らし、見て楽しい展示となっています。
熊谷図書館で川越の歴史と魅力を感じてみませんか?
資料展「川越百歳 ~川越市市制100周年記念展示~」
場所: 埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー |
皆様のご来館をお待ちしております!
※埼玉資料室の資料はすべて館内利用(貸出不可)です。館内で複写サービスをご利用いただけます。同一資料が県立久喜図書館または外部書庫にある場合は、取り寄せのうえ貸出ができます。お気軽にカウンターまでお尋ねください。