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図書館ブログ

2022年2月1日

オンラインでも音訳者研修会

こんにちは。久喜図書館バリアフリー読書推進担当です。

当館の対面朗読や録音図書製作を支えてくださる音訳者の皆様。

その音訳技術をスキルアップするために、毎年音訳者研修会を開催しています。

今年は感染症対策のため、会場参加とオンライン参加を併用しています。(感染状況によっては会場参加を中止し、オンラインのみにすることも検討します。)

会場は三密にならないよう、間隔を空けて座っていただきました。

入り口には消毒を設置し、その場で体温も確認しました。もちろんマスク着用と会場の換気も行っています。

オンライン参加は、zoomを使用しています。事前に希望者に向けてzoomのインストールや使い方を講習し、スムーズに研修会を受けられるように配慮しました。

音訳者研修会の参加者の画像

講師の声はもちろんのこと、会場やオンラインの参加者の発言がお互いに聞こえるように、マイクつきスピーカーを活用しています。

配布資料は画面共有することで、会場のスクリーンやオンライン画面に映し出すことができました。

音訳者研修会の講義の画像

オンライン参加者の皆様からは、会場の発言が聞こえにくかったとのコメントもありましたが、講師の声はきちんと届いており、zoomの操作もすぐに慣れていただけたようです。

まだまだ課題はありますが、図書館から遠方にお住いの音訳者様が自宅で研修会に参加できる、そんな環境を整えることができたと思います。

今年の音訳者研修会はまだ続きます。会場でもオンラインでも、音訳者の皆様のスキルアップができますように!!

2022年1月27日

令和3年度 海外資料普及事業「『外国人』だから外国語? 『やさしい日本語』のはじめかた」を開催しました

こんにちは。

熊谷図書館の海外資料担当です。

今回は123日(日)に開催したイベントと関連の資料展示についてご紹介します。

イベント

1月23日(日)に「『外国人』だから外国語? 『やさしい日本語』のはじめかた」のイベントを開催しました。

イベントの前半は「やさしい日本語」を中心に、外国の方とのコミュニケーションに関する講義、後半は多言語のお話会と外国出身の方々とのフリートークを行いました。全体を通して、多文化に触れ、理解を深めることのできるイベントになったと思います。

今回はZoomを使って、オンラインで開催しました。チャット欄には「分かりやすい」「面白い」と書き込んでくださる方が多く、皆さまに楽しんでいただけたようで安心しました。

イベントの写真

近年、埼玉県内の在住外国人数が年々増える中、身近に外国出身の方がいることが珍しくなくなってきました。「外国人」だからと気後れせず、お互いに上手くコミュニケーションをとるきっかけになれば嬉しいです。

今回は早い時期に定員に達してしまい、ご参加いただけなかった方もいらっしゃいました。多くの皆さまに楽しんでいただけるよう、また次のイベントも企画する予定です。

ご参加の皆さま、講師の皆さま、ありがとうございました!

資料展示

次に、海外資料普及事業に関連して2階ロビーにて開催中の資料展示「多文化共生とコミュニケーション 言葉や文化が違う人と話す」をご紹介します。

多文化共生や外国の方とのコミュニケーションに関する資料をはじめ、イベントで扱った「やさしい日本語」に関する資料や外国の文化に関する資料を展示しています。

「多文化」のコーナーの写真

こちらは外国の文化に関する資料のコーナーです。それぞれの国の地理や文化に関する本はもちろん、学校の教科書も置いています。今回のイベントでお話会などをしてくださった方の出身国、中国・韓国・アルゼンチンに関する資料もあります。

「やさしい日本語」コーナーの写真

こちらは「やさしい日本語」に関する図書や雑誌記事のコーナーです。

「県内国際交流協会誌」コーナーの写真

こちらは県内国際交流団体の広報誌、生活ガイドなどです。

展示は2月24日(木)まで開催しております。展示をご覧になられる際は、3階の海外資料コーナーにも是非お立ち寄りください。お待ちしております!

―資料展―

「多文化共生とコミュニケーション ―言葉や文化が違う人と話す―」

期間: 令和31221日(火)~224日(木)

場所: 埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー

URL:https://www.lib.pref.saitama.jp/event/exhibit/exhibit/intercultural-cohesion-cross-cultural-communications.html

2022年1月21日

「図書館と県民のつどい埼玉2021」を開催しました。

「図書館と県民のつどい埼玉2021」を、20211211日から2022110日まで、オンライン開催にて実施しました。

例年、会場にて開催しており、私たち図書館職員も参加者の皆様と触れ合うことができる楽しみなイベントですが、今回は新型コロナの感染状況を鑑み、オンライン開催としました。
今回は大きく5つの催しを行い、多くの皆様にご参加いただきました。


1 司書が語る!Liveイベント

高校図書館の司書と県立図書館の司書がそれぞれ、5つの番組をLiveで配信しました。
普段一般の方は見ることができない高校図書館の紹介や、ブックトーク、WEB展示の解説、バリアフリー資料の使い方の実演など、様々な内容をお伝えし、ご参加いただいた方からは、「どの番組も優しさと情熱に溢れ、内容もとても興味深かったです」など大変好評でした。


2 中学生のビブリオバトル

1113日に計14校から29名が参加し予選会を行い、予選会の各班で「チャンプ本」を紹介した6名による決勝戦を行いました。皆さんの本への愛情があふれる素晴らしい発表ばかりで、参加者の皆様もどの本に投票するか決めるのが大変だったようです。投票の結果、見事チャンプ本を獲得したのは、大妻嵐山中学校の栗原 理子さん、チャンプ本は『本日は、お日柄もよく』(原田マハ 著/徳間書店)でした。

ビブリオバトル決勝戦集合写真


3 鈴木まもるさん講演会

絵本作家の鈴木まもるさんから、「絵本と鳥の巣の不思議-鳥の巣が教えてくれること-」と題し、御講演いただきました。絵本のこと、鳥の巣のこと、人の生き方、現代社会の問題まで、様々な思いをお話しくださいました。伊豆のアトリエから、ホワイトボードを使用し素敵なイラストを描きながらのお話しで、通常の会場での講演会とは違った、オンラインならではの御講演となりました。

鈴木先生講演画像

鈴木先生アトリエ写真


4 伊吹有喜さん記念講演

作家の伊吹有喜さんから、「『雲を紡ぐ』に込めた想い-人生に無駄な寄り道なし-」と題し、御講演いただきました。伊吹さんと高校図書館の実行委員との対談形式で、伊吹さんのお人柄が伝わる暖かな御講演でした。『雲を紡ぐ』についてや、図書館のレファレンスサービスをとても利用されていたこと、作家になるまでの経歴などをお話しいただき、チャットでその場で寄せられた質問にもお答えいただきました。

伊吹先生講演画像

伊吹先生講演写真


5 司書が魅せる!WEB展示

県立図書館や高校図書館、大学図書館などが、ウェブサイト上で様々な展示を作り公開しました。明治から令和まで、様々な出来事を当時の新聞記事で振り返る1万字以上の大作「新聞でタイムトラブル マイクロフィルムを使ってみよう」や、「中村屋のボース~インドカリーと革命~」と図書館なのになぜインドカリー?というもの、複数の高校図書館が協力して作る「ネットワーク展示」の過去の様子をアルバム形式で紹介した展示、埼玉県の若手司書18人が図書館の仕事の魅力・やりがいを熱く語ったものなど、どれも力作ぞろい、内容盛りだくさんな展示となりました。

WEB展示バナー一覧

全面的なオンラインでの開催は初めてでしたが、皆様のおかげで無事終了することができました。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

開催の詳しい様子は3月下旬頃に埼玉県図書館協会のウェブサイト(https://www.sailib.net/tudoi)に掲載予定です。また、過去の「図書館と県民のつどい埼玉」の様子も掲載しています。ぜひ、そちらもご覧いただけたら幸いです。

2021年11月30日

資料展「想いを放送にのせて~図書館資料に見るテレビ・ラジオ~」開催中です!

こんにちは。
熊谷図書館の人文・社会科学資料担当です。

現在熊谷図書館2階ロビーでは資料展「想いを放送にのせて~図書館資料に見るテレビ・ラジオ~」を開催中です。
文化講座「今こそ、ラジオ!~レトロで最先端~」の連携展示として、「放送」をテーマに資料を集めています。

11月6日(土曜日)の文化講座終了後にFMクマガヤ「くまドキッ!SUPER」番組内でも資料展を少しご紹介させていただきましたが、お聴きになっていた方もいらっしゃるでしょうか。
生放送ってとっても緊張しますね...

今回の展示では「放送の歴史」「メディアと災害・防災」「地域のテレビ」「地域のラジオ」の4つのコーナーを作りました。

1 放送の歴史


1925年のラジオ放送開始から最新の放送事情まで、日本における放送の歴史を振り返ります。

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2 メディアと防災


これまでの災害報道や各放送局の防災・減災への取り組みに関する資料をご紹介しています。

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3 地域のテレビ


埼玉で地域のテレビと言えば...?ということで、テレビ埼玉発行の資料もあります。
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4 地域のラジオ

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埼玉県内のコミュニティFMを地図に表してみました。
文化講座で講師の高井様もおっしゃっていましたが、県北に放送局が増えたのはFMクマガヤが開局した2019年以降だそうです。

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FMクマガヤ発行の『cluBクマガヤ』には文化講座講師の高井様のコメントも載っています(矢印にご注目ください!)。

展示している資料は展示期間中でも貸出できますので(一部を除く)、ご希望の資料がございましたら職員にお声がけください。

展示期間も後半に入り、少し展示資料も変更しています。
まだご覧になっていない方も、既にご覧いただいた方も、ぜひご覧いただけると嬉しいです。

資料展「想いを放送にのせて~図書館資料に見るテレビ・ラジオ~」
期間 10月16日(土)~12月19日(日)※休館日を除く
場所 埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー

みなさまのご来館をお待ちしています!

2021年11月24日

中学生ビブリオバトル予選会を開催しました「図書館と県民のつどい埼玉2021」

11月13日(土)に、「図書館と県民のつどい埼玉2021」中学生ビブリオバトルの予選会を開催しました。

中学生予選会の開催は今年で5回目となりますが、今回は新型コロナウイルス感染防止の観点から、初のオンライン(Zoom)での実施としました。

7月に県内全ての公立・私立中学校に参加者募集のお知らせをお送りさせていただきました。申込期間中盤までは、新型コロナウイルスの感染拡大で学校運営に多大な影響が出ていたこともあり、申込数がとても少なく、開催できないことも危惧されましたが、申込期間終盤にたくさんのお申込みをいただき、運営上やむなく参加者数を制限させていただき、計14校、29名と過去最高人数の皆様に御参加いただき、予選会を実施しました。

29名の参加者が6班に分かれバトルし、チャンプ本を決定しました。

参加者全員写真

参加者皆様の紹介本は次のとおりです。

予選班 発表順 学校名 参加生徒 紹介本 著者 出版社
1班 1 開智未来中学校 小山 紗世さん 七夜物語(上・下) 川上弘美 著 朝日新聞出版
1班 2 新座市立第三中学校 細矢 真央さん ハリー・ポッターと賢者の石 J.K.ローリング 作
松岡佑子 訳
静山社
1班 3 所沢市立北野中学校 北村 優衣さん 深夜廻 日本一ソフトウェア 原作
黒史郎 著
PHP研究所
1班 4 春日部市立武里中学校 荒川 陽咲さん 母性 湊かなえ 著 新潮社
2班 1 さいたま市立与野南中学校 勝野 峻祐さん 君が笑うまで死ぬのをやめない
雨城町デッドデッド
佐藤悪糖 著 講談社
2班 2 鴻巣市立鴻巣西中学校 井上 葵さん 中学生に贈りたい心の詩40 水内喜久雄 編著 PHP研究所
2班 3 春日部共栄中学校 金子 陽さん 5分後に意外な結末
ベスト・セレクション
桃戸ハル 編・著 講談社
2班 4 星野学園中学校 関 彩花さん 流星の絆 東野圭吾 著 講談社
2班 5 新座市立第三中学校 久保村 奈々さん 僕らだって扉くらい開けられる 行成薫 著 集英社
3班 1 鴻巣市立鴻巣西中学校 稲見 青海さん 種まく子供たち
小児がんを体験した七人の物語
佐藤律子 編 ポプラ社
3班 2 星野学園中学校 梅沢 音々さん 私は私のままで生きることにした キム・スヒョン 著
吉川南 訳
ワニブックス
3班 3 開智未来中学校 鶴 舞羽さん ラスト・ゲーム
~バスケ馬鹿の君に捧ぐ
高倉かな 著 スターツ出版
3班 4 加須市立北川辺中学校 多田 正磨さん 子どもたちへ
夜回り先生からのメッセージ
水谷修 著 サンクチュアリ・
パブリッシング
3班 5 吉川市立中央中学校 大原関 悠さん モモ ミヒャエル・エンデ 作
大島かおり 訳
岩波書店
4班 1 開智未来中学校 富松 ひなたさん 滅びの前のシャングリラ 凪良ゆう 著 中央公論新社
4班 2 鴻巣市立鴻巣西中学校 今村 遥徒さん プリンセス・トヨトミ 万城目学 著 文藝春秋
4班 3 大妻嵐山中学校 栗原 理子さん 本日は、お日柄もよく 原田マハ 著 徳間書店
4班 4 三郷市立栄中学校 中村 心乃花さん ふしぎ駄菓子屋銭天堂11 廣嶋 玲子 作 偕成社
4班 5 星野学園中学校 新井 りりあさん ぼくらの七日間戦争 宗田理 作 角川書店
5班 1 開智未来中学校 吉野 喜恵さん きつねのおきゃくさま あまんきみこ ぶん
二俣英五郎 え
サンリード
5班 2 蕨市立第一中学校 宮田 優希さん アバター 山田悠介 著 角川書店
5班 3 加須市立北川辺中学校 髙橋 彩華さん いちご同盟 純愛-中学編 三田誠広 著 集英社
5班 4 所沢市立北野中学校 山口 碧さん 獣の奏者 上橋菜穂子 作 講談社
5班 5 星野学園中学校 山中 泉美さん コララインとボタンの魔女 ニール・ゲイマン 著
金原瑞人, 中村浩美 訳
角川書店
6班 1 久喜市立栗橋西中学校 大下 陽翔さん 100日間おなじ商品を買い続けることでコンビニ店員からあだ名をつけられるか。
ビスコをめぐるあたたかで小さな物語
与謝野 著 光文社
6班 2 春日部共栄中学校 藤田 悠聖さん 「繊細さん」の本
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる
武田友紀 著 飛鳥新社
6班 3 鴻巣市立鴻巣西中学校 外山 航平さん ナミヤ雑貨店の奇蹟 東野圭吾 著 角川書店
6班 4 春日部市立武里中学校 加川 結海さん 三日間の幸福 三秋縋 著 KADOKAWA
6班 5 新座市立第三中学校 本澤 栞さん 失われたものたちの本 ジョン・コナリー 著
田内志文 訳
東京創元社

そして、それぞれの班のチャンプ本が次のとおりです。

各班チャンプ本
1班 新座市立第三中学校 細矢 真央さん ハリー・ポッターと賢者の石 J.K.ローリング 作
松岡佑子 訳
静山社
2班 新座市立第三中学校 久保村 奈々さん 僕らだって扉くらい開けられる 行成薫 著 集英社
3班 開智未来中学校 鶴 舞羽さん ラスト・ゲーム
~バスケ馬鹿の君に捧ぐ
高倉かな 著 スターツ出版
4班 大妻嵐山中学校 栗原 理子さん 本日は、お日柄もよく 原田マハ 著 徳間書店
5班 開智未来中学校 吉野 喜恵さん きつねのおきゃくさま あまんきみこ ぶん
二俣英五郎 え
サンリード
6班 久喜市立栗橋西中学校 大下 陽翔さん 100日間おなじ商品を買い続けることでコンビニ店員からあだ名をつけられるか。
ビスコをめぐるあたたかで小さな物語
与謝野 著 光文社

チャンプ本を紹介された6名の皆様は、12月11日(土)「図書館と県民のつどい埼玉2021」の決勝戦に進出されます。 決勝戦は、どなたでもオンラインで観戦いただけます。イベント申込ページで参加申込を受け付けております(12月5日まで)。ぜひご覧ください。

予選会の皆様の発表は、どの発表も本当に素晴らしく、みなさんの「本を好きな気持ち」がオンラインで画面越しなのですが、現地で聞いているのと変わらないくらい伝わってきて、私たちスタッフも心打たれました。

最後に、運営上様々な面で皆様に御迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。
また、パソコンやタブレットの機材の設定、Zoomの設定・操作、通信場所の確保など、御担当の先生方、保護者様は例年以上に御負担があったかと思います。参加に御協力・御尽力いただき、誠にありがとうございました。