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できごと

2020年5月29日

おはなし会マスコット しろくまのぬいぐるみを洗濯しました!

こんにちは。久喜図書館の子ども読書推進担当です。

現在、県立図書館は新型コロナウイルス感染症対策で、当面の間特設窓口のみの開館となっています。
利用者の皆様には大変ご迷惑をおかけしていますが、
この機会に、また完全開館で皆様をお迎えする日に備え、
館内の様々な場所をきれいにする作業を行っています。

その一環で行ったのが「くまのぬいぐるみ洗濯」。

久喜図書館で毎週土曜日、第二・四水曜日に開催されるおはなし会に
参加したことのある方はご存じでしょうか、このしろくまくんを。

くまさんビフォア.jpg

おはなし会がある日は毎日、おはなしの部屋の前に座ってみんなをお迎えしています。
全長約130cm、小学生3・4年生のお子さんと同じくらいの大きさがあります。
おはなし室に入る前にみんながタッチしてくれたり、ぎゅーっとしてくれたり、
とてもかわいがってもらっています。

しかし今は休館中、お迎えはできません。
では今のうちにお洗濯をし、次に皆様にお会いできるときまでに、
清潔・きれいなしろくまくんに変身しましょう、ということになりました。

というわけで、まずはくまくんのなかにたくさんはいっている綿を抜きます。

綿を抜かれるくまさん.jpg

こんなに入っていました。

抜かれた綿.jpg

綿がなくなるとこんな姿に。
綿のないくまさん.jpg

この後、洗濯し、漂白し、干され...
外に干されるくまさん.jpg

綿を戻し、
綿を戻されるくまさん.jpg

完成です!
リニューアルくまさん.jpg

くまくんもぴかぴかになって、またお迎えできる日を待っています。

開館したら、ぜひおはなし会に遊びに来てくださいね!

2020年2月4日

「Moi Suomi!幸福の国フィンランドを知ろう」を開催しました。

こんにちは。

熊谷図書館の海外資料担当です。

1/19(日)に「Moi Suomi!幸福の国フィンランドを知ろう」のイベントを開催しました。

DVD上映のほか、3つの講演とフィンランドの民族楽器カンテレの生演奏、という盛りだくさんな一日でした。

10時からは当館所蔵のDVD「北欧物語 Scandinavian art」を上映しました。フィンランドにあるムーミンの家や古城などを鑑賞しました。今回はフィンランドの箇所だけを上映しましたが、DVDにはほかの北欧諸国の文化も紹介されています。ご興味のある方はぜひ借りて、ご覧ください!

10時30分からは「知っておきたい!フィンランドの魅力」を開催。フィンランドセンター所長アンナ=マリア・ウィルヤネン氏をお招きし、英語で講演をしていただきました。幸福度ランキングや女性の社会進出などについてお話しいただきました。またフィンランドでは「自然」がキーワードとなっていて、 フィンランドの素敵な北欧雑貨のデザインや生活スタイルに大きな影響を与えているとのことでした。

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自然の大切さを語るアンナ=マリア・ウィルヤネン氏

DSCN8858.JPG

質問に答える

13時からは「北欧の教育と留学事情~フィンランドの生涯学習・成人教育を中心に~」を開催。東海大学文化社会学部北欧学科講師 柴山由理子氏から北欧の教育制度についてお話しいただきました。

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自己紹介をする柴山由理子氏

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ミニクイズを行う

14時20分からは「カンテレの演奏とフィンランドの文化」を開催しました。カンテレ演奏家 桑林美恵子氏に演奏を、株式会社ムーミン物語クリエイティブディレクター 川﨑亜利沙氏に講演をお願いいたしました。カンテレの演奏ではフィンランド民謡やフィンランド独特の少しのもの悲しさを感じるようなタンゴを楽しみました。また講演ではサウナやヘヴィメタルなどのフィンランド文化をご紹介いただきました。さらに昨今人気の北欧ミステリーやフィンランドの絵本のおすすめもありました。

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フィンランドの文化を紹介する川﨑亜利沙氏

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カンテレを演奏する桑林美恵子氏(右)

受講者の皆様からは「なかなかのレア情報が満載で、とても勉強になりました。」「フィンランドへの理解が深まりました」という意見をいただいています。ご参加くださった皆様にはとても楽しんでいただけたようでした。

今回抽選ではずれて参加できなかった方もいらっしゃいました。皆様に楽しんでいただけるイベントをまた企画する予定ですので、次のイベントをお待ちください!

ご参加の皆様、講師の皆様、ありがとうございました。

2019年12月11日

録音資料製作を支える 音訳者

こんにちは!障害者サービス担当です。

今回は、当館の録音資料の製作を支えてくださる 音訳者 について、

嬉しいニュースとともにご紹介いたします!!

先日、埼玉県立図書館の音訳者である齊藤禮子さんが

令和元年度「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰

を受けられました。

表彰.jpg

※「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰 とは??

障害者の生涯を通じた多様な学習を支える活動を行う個人又は団体について、活動内容が他の模範と認められるもの(個人・団体)に対し、その功績をたたえるもので、平成29年度より行われています。

齊藤さんは、

埼玉県立図書館の音訳者・デイジー編集者として昭和59年から今日まで35年にわたり、医学書などの専門分野の雑誌や図書の製作に数多く携わっています。

一方で音訳講師として、県内ばかりでなく全国の図書館などで講師を務め、後進への音訳技術の継承にも尽力され、この度は長年の活動をたたえての表彰となりました。

当館で製作した資料は、全国の活字による読書の困難な人に利用されております。

たとえばこんな資料たち

資料写真.jpeg

特に専門分野の資料の音訳は大変難しく、文中の図表やグラフを一度聴いただけでわかるように説明するのは、経験と技術が不可欠です。

そして今年も齊藤さんを講師にお招きして、音訳者のスキルアップ研修会が開催されました。

その様子をご紹介します。

音訳者研修会.JPG

この回では先生から出された図表の例題を、いかに簡潔でわかりやすく読者に伝えるか、グループディスカッションも交えてよりよい答えを探します。

みなさん熱心に取り組んでいました。

そんな熱意たっぷりな、音訳者の皆さんの協力をもとに製作したデイジー。1階事務室にてご利用をお待ちしております!

視覚に障害のある方、活字による読書が難しいと感じている方、手が不自由などで本がうまく利用できない方、

是非一度、障害者サービス担当までお問い合わせください。

2019年8月1日

対面朗読が広げる、支える 創作の原点

こんにちは! 障害者サービス担当です
突然ですが皆さんは 対面朗読 をご存知ですか?
対面朗読とは、活字による読書が難しい方を対象とした、
図書館で当館の音訳者が、ご希望の資料を直接お読みする」サービスです。
今回はこの対面朗読に関連した、うれしいニュースを2つお知らせします
当館の対面朗読を毎週ご利用いただいている、HさんとMさん。
お2人は詩歌の創作もされています。
そして今年、Hさんはお住まいのある市が開催する短歌大会で、Mさんは新聞社の文化賞で、それぞれ賞を受賞されました。
おめでとうございます
Hさんは、短歌で昨年「読売歌壇」で一席に入賞された他、
全国紙地方新聞の入選を重ねていらっしゃいます。
今回は、地元の短歌大会 入賞 され、その時の表彰状と地元紙のインタビューに応えられた記事を、図書館にお持ちくださいました。
記事の中で、Hさんは、
図書館の音訳者の支え があったからこそ完成した短歌、その歌が活字となり多くの人に届くことが、私なりの恩返しの一つ」と語られています。
音訳者の皆さまに向けられた、うれしく有難い言葉です。
H様賞状.jpg
Mさんは、新聞社主催 2018年度文化賞詩部門 正賞 を受賞されました。 学生時代から詩作を続けているMさん、そんなMさんに投稿のきっかけを作ったのが、 当館の音訳者Kさんでした。 同賞の受賞歴もあり、同じ創作者でもあるKさんの熱心な勧めに、背中を押されて投稿をはじめたそうです。 受賞のご報告をいただいた際には「対面朗読のおかげ」とお褒めの言葉も頂戴しました。 図書館のサービスが創作の糧になっていると思うとうれしい限りです。
M様賞状.jpg
対面朗読は、開館日9時~17時で実施中です 活字による読書の困難な方であれば、障害者手帳がなくてもご利用いただけます。 利用は予約制です。お気軽に、障害者サービス担当(直通:0480-21-2729)までお問い合わせください。 担当一同お待ちしております

2019年7月26日

こんな時に使える!埼玉資料のご紹介

県立熊谷図書館地域・行政資料担当です。

みなさんは県立図書館で「埼玉資料」を利用したことはありますか?

埼玉県立図書館では、「地域資料」や「郷土資料」を「埼玉資料」と呼んでいます。

熊谷図書館では3階の埼玉資料室で利用することができます。

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埼玉資料と聞いても馴染みがなく、どんな資料があるのか、どんな時に使えるのかがわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「こんな時に埼玉資料が使える!」という場面を紹介していきます。

◆市町村の歴史を調べたい。

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市町村の歴史を調べる入り口には、各市町村史の「通史編」がオススメです。

埼玉資料室には県内全市町村の市町村史資料が揃っています。資料はエリアごと(旧郡制時代の区分)にまとめて置いてあります。そのエリアの中が市町村の50音順になっています。

隣接する地域の資料には関連する内容が書かれていることがあり、目的の情報を効率よく集めることができます。

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棚から出ている各市町村の見出し板の色は、カウンター後方の旧郡制時代の区分図の色と対応しています。

◆一般の道路地図よりもさらに細かい地図が見たい。

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一般の道路地図の縮尺は大きいもので1万分の1程度です。

これに対しゼンリンが発行する「住宅地図」は縮尺が千5百分の1、3千分の1(地域によって異なります)で、より細かく地域を見ることができます。住宅地図に地番や公図番号などを付けた「ブルーマップ」もあります。

県内の住宅地図やブルーマップは埼玉資料室のカウンターでご用意します。ご覧になりたい地図の市町村名と年代を職員へお伝えください。

なお、久喜市をはじめとする県東部地域の最新版の住宅地図は県立久喜図書館にあります。詳細は「住宅地図・ブルーマップ(埼玉県内市町村)」から「住宅地図所蔵一覧」(PDFファイル)をご覧ください。

◆県内の古い地図が見たい。

熊谷図書館で所蔵する古い年代の地図には以下のものがあります。

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迅速測図

明治13年から19年にかけて参謀本部陸軍部測量局によって作成された、関東地方の縮尺2万分の1の地図です。

東日本大震災の後、昔の地形がどうだったのかを確認できる地図として大変話題になりました。

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火災保険特殊地図

昭和のはじめごろから昭和30年にかけて火災保険会社によって作られた地図です。

縮尺は6百分の1、千2百分の1です(地域によって異なります)。

熊谷図書館には浦和、大宮、春日部(粕壁)、川口、川越、行田(忍)、熊谷、秩父、所沢、羽生方面、飯能、深谷、本庄の地図があります。

◆電話帳を過去にさかのぼって調べたい。

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熊谷図書館には最新版から一番古いもので1920年(大正9年)版までの電話帳があります。所蔵状況については「埼玉県内電話帳所蔵状況」をご確認ください。

電話帳には企業名別と個人名別の2種類がありますので、調べたい電話帳の種類、市町村名、年代をカウンターの職員にお伝えください(最新版の電話帳は埼玉資料室の窓際の棚にあります)。

いかがでしたでしょうか。この他にも埼玉資料には一度には紹介しきれない貴重な資料やユニークな資料がたくさんあります。

埼玉資料室の資料は館内利用です!

県立熊谷図書館埼玉資料室の埼玉資料は、保存等の観点から館内利用となっています。

また、埼玉資料の中には国内で埼玉県立図書館のみが所蔵する資料もあり、遠方から来館する方もいらっしゃるため、個人貸出をしておりません。

複本(同じ本)が県立久喜図書館や外部書庫にある場合は、取り寄せの上、貸出できる場合もあります。

◆調べもののお手伝いもしています!

資料の内容についてのご質問などは来館・電話・FAXのほか「調査・相談(レファレンス)サービス」から受け付けています。また熊谷図書館まで来られないという方にも、「郵送複写サービス」によって資料の複写物を郵送でお届けすることができます。

その他埼玉資料についてわからないことは、どうぞお気軽に県立熊谷図書館の地域・行政資料担当までお問合せください。