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2024年2月14日
令和5年度情報の探しかた講座を開催しました!(久喜図書館)

こんにちは。久喜図書館の情報・地域協力担当です。

久喜図書館では10月26日(木)から11月14日(火)まで「令和5年度情報の探しかた講座」4講座を開催しました。今回は「情報の探しかた講座」の様子をご紹介したいと思います。

1.「カラダと病気の情報を探そう」

自然科学・技術資料担当が講師となり、はじめに健康・医療の情報を選び取る力=ヘルスリテラシーを身に付けるための注意点・ポイントが紹介されました。次に、久喜図書館が発行した冊子『健康・医療情報リサーチガイド@埼玉 改訂2版』をテキストに、パソコンを使った健康・医療情報を探す実習を行いました。医療に関して精度の高い情報、正しい情報の探しかたを知る目的で参加された方が多く、「自分では知りえなかった情報を得ることができた。」という声を頂戴しました。

1 カラダと病気の情報を探そう

2.「オンラインデータベース「医中誌Web」を使ってみよう」

埼玉県済生会加須病院図書室の司書・深谷里子氏を講師としてお招きして例年開催している講座では、「医中誌Web」の利用をテーマとしました。「医中誌Web」は久喜図書館で利用できるデータベースの一つです。講師から医学論文の種類や文献の探しかたなどを学び、実際に医中誌Webを使ってみる内容で、基礎コース、応用コースを開催しました。

参加者は、医療・保健・福祉・健康に関わる仕事に従事されている方、勉強されている参加者が多かったようです。また、実際に図書の参考文献で見つけた学会論文を読みたいという目的をお持ちの方もいらっしゃいました。最後に久喜図書館の健康・医療情報サービスについて、自然科学・技術資料担当から案内がありました。講義の内容がとてもわかりやすく、すぐに実践できそうという声を頂戴しました。

2 医中誌Webを使ってみよう_1

2-2 健康・医療情報サービスのご案内

3.「図書館の使い方をマスターしよう!脱出ゲームin埼玉県立久喜図書館」

情報の探しかた講座では初めての試みでした。図書館の活用方法を楽しみながら知っていただこうと、ここ数年人気を博している脱出ゲームと組み合わせた講座です。

脱出ゲームとは、謎解きをしながら閉鎖された空間(室内・建物など)からの脱出を目的とする体験型のゲームです。参加者は3人1組のグループとなり、図書館から出題された謎を解くため、蔵書検索端末やデータベースを使用し、資料を探します。鍵は4種類あり、それぞれグループが別の謎を解くことができるようになっていました。そして、謎を解くと、脱出に必要な鍵を手に入れることができます。謎ごとに担当の司書(計4名)が補助に入り、説明や手助けを行う役割でしたが、謎解きにどこまで手を貸してよいか、さじ加減が難しいと感じました。

「チームで問題を解いたことを楽しんだ。」という声や「普段あまり利用していなかったが、図書館の利用法を学ぶことができてよかった。」という声を頂きました。新しい利用者獲得につながるヒントになる経験となったと思います。

3-1_脱出ゲームin久喜図書館

3-2 脱出ゲームin久喜図書館

4.「埼玉の人物を調べてみよう」

11月14日(火)には、情報・地域協力担当が「埼玉の人物を調べてみよう」を開催しました。久喜市文化財保護課より松村憲治氏をお招きして、学芸員であり、司書の経験も豊富な講師ならではの視点から、埼玉の人物情報の探しかたをご紹介いただきました。続いて、担当から「県立図書館の調べものに役立つツール」の紹介をした後、参加者2人1組で講師出題の演習問題を解き、回答の発表と講師からの講評がありました。参加者からは「これからは図書だけでなく、データベースも使って調べてみたい。」という声を頂きました。

4-2 埼玉の人物を調べてみよう

なお、埼玉の人物の調べ方については熊谷図書館が昨年作成したパスファインダー「埼玉県の人を調べる」もぜひご覧ください。

今年度は45名の方に受講していただきました。ご参加いただきありがとうございました。

なお、講座のテキストはこちらからご覧いただけますので、ぜひ参考にしてみてください。