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図書館ブログ

2018年5月8日

子ども読書の日記念「おおきなおはなし会」を開催しました!

みなさんこんにちは。

久喜図書館の子ども読書推進担当です。

今年度も、子ども読書の日を記念して、

4月21日(土)に「おおきなおはなし会」を開催しました

おおきなおはなし会のくまちゃん.jpg

午前・午後合わせて、100人以上の方が参加してくださいました



「おはなしのじかん」では、ボランティアグループ「トムの会」のみなさんと職員で、

大型絵本や大型紙芝居、おはなしを披露したり、

会場のおともだち全員で、てあそびを楽しんだりしました

大型絵本.jpg

大型かみしばい.jpg



「おんがくのじかん」は、

午前は、県立久喜高校吹奏楽部のみなさんが、

「ミッキーマウス・マーチ」「クラリネットこわしちゃった」

など、おなじみの曲を演奏してくださいました

久喜高校吹奏楽部.jpg



午後は、音楽デュオ「たまごさんど」のお二人が、

「さんぽ」「アルプス一万尺」などを、

オカリナ、ギター、鉄琴、三味線など、

多彩な楽器で演奏してくださいました

たまごさんど.jpg



ちいさな子からおじいちゃん、おばあちゃんまで、

たくさんのひとに楽しんでいただけました。

来てくださったみなさん、ありがとうございました




久喜図書館 おはなし会のおさそい



久喜図書館子ども図書室では、

毎週土曜日毎月第二・第四水曜日

おはなし会を開催しています

毎週土曜日(14:00~14:30)はひとりできける子、

毎月第二・第四水曜日(11:00~11:20)

ちいさい子(0~3さい)と保護者の方が対象です。

参加するともらえるシールを集めると、何かいいことがあるかも・・・?

とっても楽しいので、ぜひぜひご参加ください

2018年5月6日

ミニ展示が出来るまで。

こんにちは。県立久喜図書館自然科学・技術資料担当です。

知っていましたか。埼玉県立久喜図書館には蔵書が約57万冊あるっていうこと。中にはあまり貸りられることなくひっそり書庫に眠っている資料も多くあります。

そこで県立久喜図書館では、2階公開図書室でミニ展示を行い、2週間ごとに毎回テーマを持たせて資料を紹介することで、普段なかなか注目されない本を皆様に知ってもらう場を設けています。

今回のブログでは、ミニ展示が完成に至るまでの過程をほんの少しですがご紹介しようと思います。

展示の時期が近くなると

私は年度始めの4月担当ということもあり、展示開催10日前になっても今回はあまり準備ができませんでした。

締め切りがひしひしと迫っていることを感じます。焦ります。この焦りを推進力にして、最近話題になったことや季節などを調べ、展示テーマをひねり出します。

今回は春の植物に出会える場所を紹介するミニ展示を行うことに決めました。

テーマ「埼玉で春を見つけにいこう!」

展示テーマが決まったら

次は展示で紹介する資料を集めます。図書館の蔵書検索機を使って資料がどの場所にあるかを確認します。

4.ブログ掲載用画像.png

そして、図書館内の広い書庫をひたすらに駆け回り、お目当ての資料を探しに行きます。

1.ブログ掲載用画像.png

2.ブログ掲載用画像.png

今回は埼玉県を紹介するガイドマップや植物に関する資料を中心に集めました。

展示用にパネルを作成する

資料がそろったら、ディスプレイのためのパネルを作成します。

まずは、展示用パネルに使用する写真を撮りにいきます。今回はテーマを「埼玉で春を見つけにいこう!」にしたので、草花の写真を取りに出かけました。

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岩肌にひっそりと咲いている花をパシャ!

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撮影時はまだまだ肌寒い季節でしたが、色々な場所で春の息吹を感じることができました。

後は撮ってきた写真を加工して、タイトルを入れればパネルの完成です。↓

5.ブログ掲載用画像.png

資料とパネルを展示スペースに並べる

展示開始前日、展示開催がぎりぎりに迫りおしりに火が付いてきました。現実逃避したくなる気持ちをこらえてラストスパートです。

集めた資料と作成したパネルを展示スペースに展示すれば、ミニ展示の完成です。

ウェブサイト用写真2.png

以上、ミニ展示が出来るまでをご紹介しました。展示詳細はこちら→【久喜】ミニ展示 埼玉で春を見つけにいこう!

現在はミニ展示 読んで旅するが始まっています。↓

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興味のある方は埼玉県立久喜図書館にご来館ください。

2018年4月7日

ビジネス支援講座「仕事に活かすデータ分析入門」を開催しました

去る3月11日、ビジネス支援講座

「仕事に活かすデータ分析入門 ~『ロジック』と『ストーリー』でデータ分析の説得力アップ!を、

熊谷商工会議所を会場に開催しました。

ビッグデータ時代の到来によって、ビジネスパーソンにとって「データの分析、活用」が必須のスキルになりつつあります。

事業計画や意思決定のため、また時代や社会の動きやニーズを読み、自分の会社・組織の強み弱みを把握するためにもデータ分析は欠かせません。

そのため大企業では専門家を雇ったり、データ分析を専門機関に外注していますが、中小企業や個人はそうはいきません。

県立図書館では、22種の商用データベースを無料で提供し、統計やデータ探しのお手伝いしてきましたが、これからはデータの活用方法も支援していきたいと考え、この講座を企画しました。

講師は、データ&ストーリーLLC代表 柏木吉基(かしわぎ・よしき)

データ分析・ロジカルシンキングを武器とした課題解決トレーナーとして、企業や自治体などからひっぱりだこのプロ講師です。

当日は、県内有数の企業の経営者を含むビジネスパーソンから、商工機関職員、自治体職員まで、69名の参加があり、みなさん頷きながら熱心に耳を傾けていました。

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今回の講座の目的は「データ分析の基本について理解を深める」とともに、

それぞれの課題を解決するために「必要な考え方を学ぶ」こと。

データを取ってみた。グラフにしてみた。さて、どうやって分析しよう.. これは NG!!

「データをじっくり眺めていても、答えなんて出てこない」

何を知りたいのか、何のためにデータ分析をするのか。データを集める前に、まず 目的を明確にし、仮説を立てる

そして、答えを見つけるために データの特徴を多面的に捉える、比較する

データには大きさ、比率、推移、バラつきといった尺度があります。まずは2つの軸のデータを比較してみる。どう組み合わせれば、過去のデータから一般的な原則、ストーリーを見つけられるのか試行錯誤する

小学生にして柏木先生の著書を全冊読破したという、息子さんの夏休み研究を事例として、データ分析のはじめの一歩をわかりやすく解説してくださいました。

これを書いている私自身、今まで業務統計やアンケート調査をただ何となく実施し、報告してきたわが身を振り返り、恥ずかしくなりました..(それは「データ分析」でなく、単なる「データ整理」と言うのだそうです)。

講座の最後には「必要な情報収集については、(図書館を含む)行政を利用するとよい。コストをかけなくてもデータを入手できる」とご紹介くださいました。

実は、柏木講師には講座の前に熊谷図書館ビジネス支援室をご案内したのですが、「豊富な情報が得られる、地域経済の活性化に役立つ」と嬉しいご感想をいただきました。

講演のあとは、埼玉県統計課より「役に立つ統計ツールについて」のミニ講座。

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統計課では「彩の国統計情報館」(https://www.pref.saitama.lg.jp/theme/tokei/index.html)を公開しています。


埼玉県の様々な統計データを入手でき、将来人口や経済波及効果の計算もできる便利なサイトです。

県庁内にある「統計相談室」 (https://www.pref.saitama.lg.jp/a0206/toukeisoudanshitsu.html)で各種統計書を閲覧したり、電話で相談することもできます。

最後に、司書より熊谷図書館のビジネス支援室をご紹介しました。

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「熊谷図書館のビジネス支援室をご存知ですか..?」

データ分析以前に、必要なデータをどう探してよいか困惑している方も多いかもしれません。そんなみなさんの情報・データ探しのお手伝いをするのが図書館です。

ビジネス支援室で一番人気のデータベース

「市場情報評価ナビ MieNa」(商圏分析)

TSR企業情報ファイル CD-Eyes50」(企業情報) についてもご案内しました。

個人で契約するには高額なデータベースが図書館では無料で検索できますので(コピーは実費)、遠方からこれらを目当てに通ってこられる方も少なくありません。

おかげさまで、講座終了後には「データベースを試してみたい!」と熊谷図書館へ駆け込んでくださる方もいらっしゃいました。

参加者のご感想より

  • データを見る前にまず考える。目的をはっきりさせて要因をつかむ思考について、素人が陥りやすいポイントを事例も踏まえて説明してくださったので、概念が変わって視野が広がりました。
  • データ整理とデータ分析の違いは明確で分かりやすかったです。ビジネスに取り入れて、有効活用したいと思います。
  • 仮説の上でデータ整理する2軸での分析は衝撃でした。

会場には柏木講師の著作や、統計・データ分析を学ぶ図書、雑誌を展示。

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休憩時間や講座終了後に、みなさんが非常に熱心に図書をご覧になっていたのが印象的でした。

講座で基本的な考え方を学び、さらに図書を読んで実践してみよう!という意気込みが伝わってきました。

柏木先生の著書 も、講座同様、とてもわかりやすくデータ分析を学べるので、おススメです。

柏木吉基氏著作リスト/「ビジネス数字を味方に」おすすめ資料リスト

https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/business/kashiwagiyoshiki_list.pdf

県立熊谷図書館 ビジネス支援サービスのご案内

https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/business/index.html

2018年3月16日

孫育てについて、楽しく学びました!

224日(土)に県立久喜図書館で、講演会「孫・パパ・ママの応援団になろう!"孫育て"で、笑顔のセカンドライフ」を開催いたしました!

講師は、NPO法人孫育て・ニッポン理事長、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事等を務めておられる「ぼうだあきこ」氏です♪母親一人の子育てではなく、家族・地域の中で子育てができる社会を目指した活動は、多くのメディアで取り上げられています

全国の孫育ての講演会にひっぱりだこのぼうだ先生に、楽しく、わかりやすく、祖父母世代と孫との関わり方についてお話いただきました。

孫育て講演会1.JPG

孫が生まれ、付き合い方を戸惑う方にも、これから深く関わっていこうと意気込む方にも知ってほしい「孫育てをする際に覚えておきたい心得10か条」をお教えいただきました!

育児方針を決めるのは親で、祖父母はあくまでサポーターであること...他の子と比べないこと...自分のライフスタイルも大切にすること...

会場の皆様も、笑いながら、頷きながら、熱心に聞き入っていました。

孫育て講演会2.JPG

サイダー麦茶りんごぶどう・・・何種類かののジュースを混ぜ合わせていくと...?

「これ、飲めますか?」の問いかけに会場からは笑いが挙がります。

人の意見も同じ、沢山の意見や思いが混ざり合うと、混沌としてしまうことを実験で説明されました。

孫育て講演会3.JPG

ぼうだ先生の講演の後は、埼玉県家庭教育アドバイザーによる「手遊び・ふれあい遊び」講座です。

「おふねがぎっちらこ」などの身体を使った遊びを数多く紹介いただきました!

これまで、図書館で孫育てに関する講座を開催することは、ほとんど例がなかったようです。

ですが、図書館は情報の宝庫

講座を聞いて興味を持ったことを調べる際や、学んだことを誰かに伝えたいときに役立つ資料がたくさん♪

ただ講座に参加して終わり、にならないために!図書館でどのように情報収集ができるのかを、司書がご案内しました。

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また、同時開催した資料展示では、孫との接し方はもちろん、育児と仕事の両立のバランスについて書かれている資料や、子どもの食事や病気に関する資料、現代の保育事情に関する資料もテーマごとにご紹介しました。

展示で紹介した資料のリストや、孫育てに関する情報の探しかた案内は、館内で配布するほか、以下のウェブサイトからダウンロードできます。

https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/health/health.html#kukishirabekata

アンケートでは、「図書館で色々な情報が発信されていることが分かった」との嬉しいご意見も。

来年度も様々な切り口から、皆様に役立つ健康・医療の講演会を開催いたします。

その際は、ぜひご参加下さい。

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県立図書館では、皆様の情報探しのお手伝いをいたします!

「幼児が食べていいものは何?」「市内の保育園一覧が知りたい!」などなど
調べたいことがございましたらぜひ図書館へ!

来館のほか、お電話や、ウェブサイト(https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/reference/attention.html
からもご質問を受け付けております。

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2018年3月13日

館内整理日って何をしているの?休館日の一日を紹介します!(県立久喜図書館)

こんにちは!県立久喜図書館情報・地域協力担当です。
県立図書館では、毎月第4金曜日館内整理日としてお休みを頂いております(7、8月は開館しています)。
館内整理日って何をしているの??と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、その館内整理日に図書館では何をやっているのか、司書の一日をご紹介します。

一ヶ月に一度の館内整理日。みなさんが利用しやすいよう、正しい場所に本を戻し、掃除をしています。
午前中には普段は中々行えない全体での会議や館内の連絡調整などを行っています。また、インターネット用PCのセキュリティチェックや機器メンテナンスなども館内整理日に行われています。
会議の後は、みんなで書架をきれいに!

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午後は、館内研修を行い、自己研鑽に努めています!
2月はPOPやキャッチコピーづくり、人をひきつける展示方法についての研修が行われました。
講師は、「POP王」「アルパカ書店員」の異名を取る三省堂書店の内田剛さんです!
参加する職員は事前に宿題として、自分のおススメの一冊にPOPをつくりました。私は、ワクワクしながら、子どもの頃に読んだ本『子犬をかいたい日の本』を選びました。ひとりひとりの個性が光ります!

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※県立図書館に未所蔵資料についてのPOPもあります。



研修では、まず内田さんのこれまでの経歴をお話いただきました。内田さんは大学卒業後三省堂書店に入社し、その後書店での勤務経験やたくさんの人に手にとってほしい!と思う一冊『がんと向き合って』に出会ったことが、POPづくりのきっかけの一つになったそうです。また、内田さんは本屋大賞をつくった一人でもあります。

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これまで作成したPOPやPOP作りのコツなどをお話いただいたあと、宿題のPOPにコメントをいただきました。本の表紙に使用されている色はPOPに使用しないこと、情報を詰め込みすぎないことなど、どうすれば利用者の目を引くPOPになるのかを勉強することができました。

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研修後には、内田さんがこれまでに作ったPOPをみせていただきました!これまでになんと3000枚以上ものPOPを作ってきたそうです。見ているだけで、本が読みたくてうずうずしてきます・・・!

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今回の研修を受け、POPや展示は多くの人をひきつけるきっかけになるのだと、改めて実感しました。とても面白く、また今後の業務のためになるお話を聞くことができました!

さて、今日のブログでは、休館中の図書館でどんなことが行われているのかお伝えいたしました!
今回の研修を活かし、これまで以上に皆さんに楽しんでいただけるパワーアップした展示ができるよう取り組んでいきます。
現在行っている展示やこれまでの展示については、県立図書館ウェブサイト「資料展のご案内」(https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/news/exhibit/index_29.html)から確認することもできます。
ぜひ図書館に足を運んでみてくださいね!