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図書館ブログ

2017年6月25日

食育に関する資料を紹介しています!

6月は食育月間です♪
久喜図書館では、平成29年度久喜市食育セミナーに合わせて、食育に関する資料を紹介する展示を開催しています。
タイトルは「オトナもコドモも 食べて育つ!」

食育というと、コドモが学ぶもの、もしくは栄養学などの難しいものと思っていらっしゃいませんか?
食べることは生きること、そしてとっても楽しいことです
今回の展示では、食育ってなに?という疑問にお答えする資料から、埼玉の伝統食について書かれたもの、野菜や果物を自分で育てるための本、食の安全について考える資料まで、「食」の資料をたくさん集めました!(こっそり食品サンプルの本も・・・)
コドモからオトナまで楽しめる資料を取り揃えております。

その中でも個人的なオススメ本は
『日曜日の朝ごはん こどものりょうりえほん 1』
(碧海酉癸ほか/文 落合稜子ほか/絵 東京 復刊ドットコム 2012)
日曜日のあさごはん.png

とにかくとっても素敵で可愛い絵本です。70年代に刊行された絵本の復刊ですが、古さを感じさせない絵で、オトナの方がとりこになってしまいます。
レシピの本なのですが、食事作りの準備から後片付け、実際の料理の仕方や調理器具の扱い方まできちんと書いてあるところが素晴らしい。シリーズは全5冊です。
たまごやきにコンビーフキャベツ、カレーうどんにモカフラッフ(どんな料理でしょう?気になる方は本で確認してみてくださいね。フラッペじゃないよ)・・・バラエティ豊かでおしゃれな料理がたくさん。

そのほか、14冊のオススメ本を掲載した食育ブックリストもぜひご覧ください!
資料展示の様子は、資料展のご案内のページからどうぞ。

食育展示.png

食育展示2.png

2017年6月8日

資料展「裁判員に選ばれたら -実施から8年、裁判員制度を再考する-」

資料展「裁判員に選ばれたら -実施から8年、裁判員制度を再考する-」開催中!

(県立熊谷図書館)


こんにちは
熊谷図書館人文・社会科学資料担当です
6月に入り、最近は空模様が安定しない日が増えてきました。
今日は天気が崩れないか、傘は必要か、判断力が試されますね

さて、そんなはっきりしない空の下、熊谷図書館では新たな資料展が始まりました
その名も、
「裁判員に選ばれたら-実施から8年、裁判員制度を再考する-」


そう、8年前に施行された「裁判員制度」の資料展です。裁判員制度資料展.JPG
「裁判員制度」、皆さんも耳にしたことがあるかと思います。
この制度により、私たちは誰もが「裁判員」として人を裁くことになる可能性が出てきました
「人を裁く」のですから、傘とは比べ物にならないほど重要な判断を下さなければなりません。
果たして、裁判員制度を知らないまま法廷に立つことができるでしょうか

え? 裁判員に選ばれるのは本当に低確率だから自分には関係ない?
いやいや、そんなことはありません。当たる確率は低かれど、必ず誰かが当たるのです
裁判員に当たる確率は年間で0.01%、一万分の一の確率だと言われています。
これだけ聞くとやはり当たることはなさそうに思えてきますが、これを50年に引き直すと、20歳から69歳の間に一度でも裁判員に選ばれる可能性は0.46%になります。
これはなんと、じゃんけんで5人に連続で勝つ確率(0.41%)よりも高いのです
そう考えてみると、「裁判員」というのは思ったよりも自分に近い存在なのだと思えてきませんか?
いつ裁判員に選ばれてもいいように、この機会に是非「裁判員制度」について知っておきましょう
裁判員に選ばれたら.JPG
とはいえ、裁判員制度と聞いてピンと来ない方も多いのではないでしょうか
「名前だけはよく聞くけど......」
「とりあえず裁判するんでしょ?」
なんて思っている人にオススメなのがこのコーナー
ここでは裁判員制度に関する基礎的な知識と、裁判員の候補に選ばれてから裁判に参加するまでの流れが分かりやすく解説されていま
そして気になる本があれば、そのまま借りることもできちゃうんです

「でも、いきなり「裁判」なんて言われてもなぁ......」
「そもそも裁判とか制度とか、難しいことは分かんないよ」
そんなあなたにはこちら
映像・物語で学ぶ裁判への市民参加.JPG
そう! 物語や映像資料!
いきなり裁判の本を読むのは敷居が高いという人は、まずは「裁判」を扱ったフィクション作品から始めてみてはどうでしょうか。
もちろん(一部を除いて)貸出可能なので、家でゆっくり楽しむこともできます
まずは自分のペースで、リラックスしながら「裁判」と向き合ってみませんか?

さて、これらの本や映像で「裁判員制度」に興味を持ったら、次は裁判についてより知識を深めましょう
裁判員制度を取り巻く諸問題.JPG

裁判員制度・陪審制・参審制.JPG

上のコーナーには裁判員制度の課題や実際に起きた問題についての本が並んでいます。
否定的な意見も聞かれる裁判員制度、その長所と短所をしっかり把握することで、裁判員としての自分の在り方を考えることができるでしょう。
そして、下のコーナーでは海外や昔の日本の市民参加型裁判制度について展示しています。
今の裁判員制度と見比べてみると意外な発見があるかもしれません。


いかがでしたか
本展示は裁判員制度について全く知らない人から、より深く知りたいと思っている人まで幅広く活用できる展示となっております


いつ、だれが選ばれるか分からない裁判員制度。
そんな制度だからこそ、いつ自分が選ばれても堂々としていられるように準備をしておきたいですよね。
さあ、空を見上げて傘を持ったら、図書館で裁判と向き合いましょう


資料展「裁判員に選ばれたら-実施から8年、裁判員制度を再考する-」


期間 5月27日(土)~7月30日(日)
※図書館休館日を除く


場所 埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー

皆様のご来館を心よりお待ちしております

2017年4月25日

子ども読書の日記念「おおきなおはなし会」を開催しました!

みなさんこんにちは。久喜図書館の子ども読書推進担当です。
4月22日(土)に、「おおきなおはなし会」を開催しました

子ども読書の日を記念して、一年に一度だけ行われている特別なイベントです。
今年も昨年に引き続き、午前の部、午後の部あわせて200名以上の方が、
参加してくださいました

「おはなしのじかん」では、
「トムの会」のみなさんと職員で、
パネルシアターや、大きな絵本、おはなしなどを披露したり、
会場のおともだち全員で、てあそびを楽しんだりしました

読みきかせの様子.JPG
てあそびの様子.JPG

「おんがくのじかん」では、
県立久喜高校のみなさんが、
おなじみのアニメソング、映画音楽などを演奏してくださいました

演奏の様子.JPG

小さな子から大人まで、たくさんの人に楽しんでいただけました。
来てくれたおともだち、ありがとうございました

久喜図書館おはなし会のおさそい

久喜図書館子ども図書室では、
毎週土曜日毎月第二・第四水曜日に
おはなし会を開催しています

毎週土曜日(14:00~14:30)はひとりできける子、
毎月第二・第四水曜日(11:00~11:20)
ちいさい子(0~3さい)と保護者の方が対象です。

参加するともらえるシールを集めると、何かいいことがあるかも・・・?
とっても楽しいので、ぜひぜひご参加ください

2017年4月10日

講座「思い出語りで元気になる!」は大好評のうちに終了いたしました!

3月11日(土)に健康・医療情報講座「思い出語りで元気になる!脳を活性化する回想法入門」を開催いたしました♪

講師は回想法ライフレヴュー研究会代表 中嶋惠美子氏。

回想法のプロとして、長年回想法実践者の育成に取り組んでこられました。

「中嶋先生のファンです」という方もいらっしゃるほど著名な中嶋先生に、過去を思い出して語り合う、人生を振り返ることで心身ともに元気になれる「回想法」についてご講義いただきました。

kaisouhou1.png

会場は、ほぼ満員!

みなさん熱心に聞き入っています。人間は死ぬまで成長できる・・・中嶋先生の言葉が心に染み入ります

回想法の効果から実践方法のイロハまで、具体例を交えながらわかりやすくお話いただきました。

kaisouhou2.png

質疑応答の時間は、頻繁に手が挙がります。「もっと聴きたい」「実践したい」「未来に希望が持てた」とのご感想も。

kaisouhou3.png

講義の後は、司書による回想法・認知症に関する図書や情報をご紹介しました。アンケートでは「司書から本の紹介を受けられたのがよかった」との嬉しいご意見をいただきました♪

講座に参加できなかった方は当日の配布資料をダウンロードしてご覧ください

また、今回の講座に併せて、回想法と認知症に関する資料展示を行いました。

展示の様子は223日のブログ、もしくは資料展示のページをご覧ください。

以下から、講座や資料展示で配布したリストをダウンロードできます。

※回想法調べ方案内&資料リスト「入門!回想法」(PDF形式 526KB)

※認知症資料展示リスト「認知症と生きる」(PDF形式 852KB)

※認知症調べ方案内「認知症と生きるために」(PDF形式 1435KB)

誰もが自分らしく元気に生きられるような地域づくりのために、図書館も情報や知識の面から役立ちたいと思っています。

2017年3月30日

資料展示「漱石ってどんな人?~夏目漱石生誕150年~」

みなさん、こんにちは。
久喜図書館の芸術・文学資料担当です。

今年2017年は、明治を代表する文豪・夏目漱石の生誕150年
あたります。昨年は没後100年にあたり、書店や図書館
では夏目漱石の関連資料の出版や展示などをよく見かける
ようになりました。

埼玉県立図書館では夏目漱石の作品はもちろん、研究資料も多く
所蔵しています。その中から夏目漱石の人となりがわかるような
図書を中心に現在資料展示を開催しています。

漱石展示風景.JPG

来館された方が展示コーナーで足を止め、資料をご覧になって、
そのまま借りていかれることが多く、夏目漱石に対する関心の
高さを知り、漱石をテーマに開催してよかったと思っています。

担当も展示資料を選定していく中で、物憂げなイメージのあっ
た夏目漱石に、ユーモアがあったりなど、新たな一面に触れるこ
とができました。

漱石は東京都新宿区で生まれ育ち、新宿区には漱石が晩年
暮らした「漱石山房」があり、敷地の一部は、新宿区立漱石
公園として整備されています。下の写真はその様子です。
平成29年9月24日には同敷地に新宿区立漱石山房記念館がオー
プンします。
※現在は記念館の建設に伴い、平成29年3月6日から9月23日
(予定)まで、全面休園中です。

漱石公園風景.jpg

(写真はありませんが)公開図書室中央のガラスケースには
漱石公園の写真やグッズなどを展示しましたので、そちらも
ご覧ください。

最新の情報を求めに図書館にいらっしゃる方も多いと思い
ますが、新年度を迎えるこの時期、過去の人物や作品に触れる
ことで新たな発見をしてみてはいかがでしょうか。

資料展「漱石ってどんな人?~夏目漱石生誕150年~」
期間 3月18日(土)から4月16日(日)
場所 県立久喜図書館 2階公開図書室