図書館ブログ
2016年9月13日
来場者 2万4,000人!! SAITAMA Smile Womenフェスタ2016
9月10日(土)・11日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催された、SAITAMA Smile Womenフェスタ2016に、県立熊谷図書館ビジネス支援室が出展しました!
今年はなんと!2日間で2万4,892人の方が来場されたそうです。すごい
今年のテーマは「女性の笑顔で埼玉を元気に♪ 新しい自分を見つけにいこう!!」
それに合わせて、おでかけ・グルメ・キッズ・ヘルスケア・ビューティ・おしごと と、女性にとっては嬉しい情報が盛りだくさん。どのブースもたくさんの人であふれていて、通路を通り抜けるのが大変でした。
各地のゆるキャラが登場したり、こどもたちのかわいらしいダンスが披露されたイベントステージも、大盛り上がり。大人から子どもまで、1日楽しめるイベントでした。
ビジネス支援室のブースでは、
仕事も家庭も自分自身も頑張りたい!そんな人のための「お役立ちプチブックリスト」とその中でご紹介している本を展示しました。
さらに、今年4月から新しく導入したデータベース「市場情報評価ナビMieNa」
地域の特性まるわかり!?そこに住む人がどんなことにお金をかけているか、富裕度なども見られる、すごいレポート。
県内でご利用いただけるのは、県立熊谷図書館のビジネス支援室だけ
ぜひ直接、県立熊谷図書館のビジネス支援室に足を運んでみて下さい。
初出展にも関わらず、たくさんの方にお立ち寄りいただき、ありがとうございました。
引き続きビジネス支援室をどうぞよろしくお願いします。
2016年9月12日
先生方を対象としたマルチメディアデイジーなどの障害者用資料展示と体験会 【総合教育センターにて開催】
こんにちは。
久喜図書館障害者サービス担当です。
今年度も埼玉県立総合教育センターのロビー等を会場に「活字を読むのが難しい児童・生徒のための障害者用資料~マルチメディアデイジーなどの障害者用資料展示と体験会」を7月6日・8月1日・8月8日・8月25日の5日間行いました
【中研修室前廊下での写真】
【中研修室前入口での写真】
久喜図書館では、マルチメディアデイジーを多くの方に知っていただくためのPRをしてまいりましたが、まだまだ知られていないのが実情です。
そこで、まず学校の先生方にマルチメディアデイジーという資料があることを知ってもらうことを目的に、先生方が多く集まる総合教育センターでの夏の研修会の場で資料展示・体験会を開催しました。
【大研修室前のロビーでの写真】
今回は、布の絵本や誰でも楽しむことができるユニバーサル絵本、文字を読むための補助器である魔法の定規(リーディングトラッカー)などさまざまな資料を展示しました。
なかでも人気があったのは、マルチメディアデイジー体験コーナーでした。
【マルチメディアデイジー体験コーナーの写真】
マルチメディアデイジー体験コーナ―では、パソコンやタブレット端末(iPad)を使って画面で見ながらマルチメディアデイジーの本や教科書を音声とともに読むことができます。
マルチメディアデイジーを実際に体験された先生方からは、
マルチメディアデイジー教科書は、どうやってデータをダウンロードするの?
英語の教科書もありますか?
他の学年の教科書も利用できる?
図書館からどのようにマルチメディアデイジーを借りればいい?
などのご質問をいただきました。
マルチメディアデイジー教科書は、教科書をマルチメディアデイジー形式に変換したもので、通常の教科書では読むことが困難な児童・生徒は、誰でも利用することができます。利用の申請は、保護者、担任、通級指導担当、校長、教育委員会、支援者、本人でも行えます。
マルチメディアデイジー教科書について詳細は、日本障害者リハビリテーション協会の「マルチメディアデイジー教科書」の下記のサイトをぜひご覧ください。
http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/daisytext.html
マルチメディアデイジーは、文字の大きさや画像の色を変えたり、音声のスピードを変化することで、一人一人にあわせた読書を支援できるツールです。ぜひ、マルチメディアデイジーを用いて、本の楽しさが多くの方に伝わることを願っています。
こちらは当館が所蔵しているマルチメディアデイジーのリストです。活字による読書の困難な方にご利用いただけます。
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/shogai/multimedialist.pdf
今回の資料展示・体験会の開催にあたり、特別支援教育担当の指導主事の先生方をはじめ、教育資料室担当者の方などたくさんの方のご協力をいただきました。ありがとうございました。
2016年9月6日
SAITAMA Smile Women フェスタ2016に出展します。
こんにちは。
熊谷図書館ビジネス支援室です。
まだまだ暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、来る9月10日(土)・11日(日)に、さいたまスーパーアリーナで開催されるSAITAMA Smile Women フェスタ2016に、当館ビジネス支援室が出展します
「女性が自分らしく輝くヒントを見つけ、その笑顔で埼玉を元気にするイベント」として、今年が4回目の開催となるこのイベントですが、県立図書館は今回が初出展です。
当日は、お仕事に役立つ「Smileワーキングエリア」内で、普段ビジネス支援室でご利用いただける図書資料やデータベースをご紹介する予定です。
遠方のため、まだビジネス支援室に足を運んだことがない方も、ぜひこの機会にお立ち寄りください
このほか、会場では様々な企業が出展します。話題のコスメやグルメなどを紹介する展示ブースや、フードコート、プチセミナーやステージイベントも盛りだくさん
皆様のご来場をお待ちしています
日時:9月10日(土)、11日(日) 10:00~17:00
会場:さいたまスーパーアリーナ
コミュニティアリーナ・展示ホール
(さいたま市中央区新都心8番地)
費用:入場無料
公式ウェブサイト:http://smile-women-festa.com/
2016年8月21日
いまは昔の移動図書館ものがたり
こんにちは、図書館協力担当です。
今年3月、熊谷図書館はリニューアルオープンしましたが、それに合わせて、事務室も大移動が行われ、図書館協力担当は新たに建てたプレハブの事務棟に移りました。その引越しの中、かつて県立図書館でも運行していた移動図書館の資料が出てきましたので、その活動をご紹介したいと思います。
埼玉県立図書館の移動図書館は、昭和25年に運行を開始しました。これは、千葉県に続き、全国で2番目となるものでした。
トラックを改造した「むさしの」1号(左上写真)は浦和にあった県立図書館を起点に全県下54か所を巡回。秩父の方まで巡回するとなると、日帰りは無理で3泊4日、4泊5日コースもあったとのことです。また移動図書館には映写機も積んで行き、夜は映画会を行ったそうです。

昭和45年に県立熊谷図書館が開館すると、サービスエリアが分かれ、熊谷図書館から「さきたま」号(右上写真)が巡回をはじめました。その後、川越図書館から「はつかり」号、久喜図書館から「みずほ」号が巡回を始めることになり、図書館のない市町村をくまなく巡回することとなりました。
また、昭和47年には、浦和図書館に大型のバスを改造した1日図書館(左上写真)が登場。団地を訪れ、文字通り1日中駐車して、サービスを行いました。
この車両は全国的にも珍しいもので(唯一か?)、廃車後に図書室として使用されたこともありましたが、日本の図書館史の遺産として保存されなかったことが惜しまれます。(ちなみに瀬戸内海の島々を巡回していた船による移動図書館「ひまわり号」は現在も保存されています。)
昭和60年代以降、それまで図書館のなかった市町村にも続々と図書館が建設されるようになりました。それに伴い、県立図書館の移動図書館は徐々に縮小することになります。4館で行っていた移動図書館業務は、やがて熊谷図書館に集約されました。
最盛期には、県立各館がそれぞれ2台の移動図書館を運行していましたが、熊谷図書館の1台のみとなり、平成17年度末をもってその役割を終えました。
巡回先は地域の集会施設や小学校などが主でしたが、その他に神社や消防署、商店の駐車場の一角をお借りする場合もありました。巡回先だった小学校の中には、閉校となってしまったところもあります。当時の生徒のみなさんの記憶には残っているでしょうか。
※「むさしの1号車」「一日図書館」の写真は、『埼玉の移動図書館 30周年記念 1980』より転載
2016年8月18日
日本の山 ~信仰の山・生活の山・実りの山~

8月11日から新しい祝日として「山の日」がスタートしました。
その趣旨は「山に親しむ機会を得て、山に感謝する」とされています。
今回の展示は「アウトドア」として楽しむ山のもう一つの側面、昔
から受け継がれていた「信仰・生活・実り」についてご紹介しています。
ぜひご覧いただき、山と日本人の昔からの関わりについて興味をもって
いただければ幸いです。
展示の内容は
・山岳信仰とは
・修験道とはどういうものか
・富士講とは何か
・山に暮らす人々の生活とは
・きのこや山菜、猪や鹿の食肉や革な
ど山の恵み
・さいたまの信仰・生活・実りの山
となっています。



「さいたまの信仰・祈り・実りの山」のコーナーに
「秩父絶勝三峯山名所圖繪」という資料が展示されています。
1939年(昭和14年)に作られたものですが、三峯山の
全景図が右端の手紙大の用紙におりこまれています。
写真では見づらいのですが、左上に切手を貼る箇所が見えます。
おそらく三峯山に参拝した記念に、家族や知人に送ったりしたの
でしょう。
この時代から三峯信仰が盛んだったことがうかがえます。

展示期間は9月25日(日)までです。
ぜひこの機会に県立熊谷図書館にお越しください。