図書館ブログ
2012年11月13日
吉永小百合さんが司書役に 県立浦和図書館で「北のカナリアたち」の撮影が行われました
11月3日から吉永小百合さん主演の映画「北のカナリアたち」が公開されています。
映画の中で吉永小百合さんが司書を演じた図書館のシーンは、6月25日埼玉県立浦和図書館で撮影されたものです。
吉永さんは、撮影前にも浦和図書館を来訪されました。
主人公が書棚に本を戻す場面があるということで、撮影予定の書棚の前で、本の背に貼られたラベルの意味や、司書が本を配架するための日常動作をご案内しました。
かすかに首を傾けて相手の瞳を覗き込むように真剣に質問の答えに聞きいる吉永さん。その姿は愛らしく、まるで少女のよう。と同時に真摯な役作りを印象付られた時間でした。
説明の後も、吉永さんは目に刻み込むかのように、館内の書棚をじっくり端から端まで見ていかれました。
浦和図書館が撮影場所に選ばれたのは、中4階の回廊(ギャラリー)部分をぜひ使いたいとのことだったとか。スクリーンでは、伝統ある浦和図書館が、映画界を代表する監督とカメラマンの手によってちょっとレトロな建築美を発揮して、名演を支えたように見えました。(ひいき目?)
(撮影に使われた中4階の回廊)
なお、映画に「出演」した資料は県立久喜図書館の写真集群です。撮影日早朝浦和図書館に並べ替えられ、翌朝には何事もなかったかのように、久喜図書館の棚に戻る離れ技。わずか数分のシーンに、数十人ものプロの力が結集されて作られる映画製作の醍醐味を垣間見たように思います。
(県立浦和図書館では撮影風景などを展示しています。)
2012年11月6日
食欲の秋♪
こんにちは、総務担当です
今回は、今年4月に異動してきたばかりで、なおかつそれまで県立熊谷図書館を利用する機会が少なかった私が、私目線で紹介します
4月、ビワの木!
当館にはひっそりと目立たない場所にビワの木が一本あります。
年度初めにビワの実を食べたとの話を聞いて以来、毎日楽しみにしていました。
しかしいつになってもビワの実が見えず......昼休み、窓からビワの木を見つめる私に、近くにいた職員から『ビワなら成熟する前に、あっという間に鳥に食べられていたよ』と話を聞きました。残念...。
来年、来年こそは鳥より先に食べようと、今から意気込んでいます。
初夏、ゴーヤ!
昨年に続き、今年も2階閲覧室前のベランダにゴーヤで、緑のカーテンを作りました。
節電対策にもなりますし、ゴーヤも収穫でき、一石二鳥......。
しかし緑のカーテンを設置した下の階がこども読書室のため、ゴーヤが落下する危険を考え、発見した段階で摘んでしまうので食べることはできませんでした。残念...。
食べ物の話題だけになってしまいました。でも今は11月、食欲の秋です。
これから図書館で料理の本を借りて、食欲の秋を満喫するために料理をしてみようと思います。
今日は、ここまでで終わらせて頂きます。
異動してきて、まだ半年あまり、全てが初めてのことだらけ...でも、少し目線を移すといつもと違うものが見えてきます。
毎日が新発見の連続です。
2012年11月2日
埼玉資料室ミニミニ展示 『のぼうの城』
こんにちは。県立浦和図書館地域・行政資料担当です。
資料展「自慢したい風景」には、たくさんご来場いただきありがとうございました
またまた、資料展示のお知らせです。 話題の映画「のぼうの城」が今日(11月2日(金))から全国公開されますね。 「のぼうの城」の舞台は行田市。 実在した忍城を舞台に、豊臣秀吉に命じられ2万人の軍勢で忍城を攻める武将石田三成と、わずか500人の兵で忍城を守った成田長親の戦いを描いています。 この映画をより楽しんでいただくために、舞台となった忍城やモデルとなった人物などに関連する資料を、埼玉資料室入口のミニ展示コーナーで展示しています。 ぜひ映画とともにご覧ください!!!
忍城趾の明治6年の地図に現在の史跡や道路を重ねてみることができる「忍城今昔地図」が付録の『行田史跡物語』(大澤俊吉/著 歴史図書社 1979)や行田市郷土博物館特別図録『石田光成と忍城水攻め』(2011)、忍城のヒロイン甲斐姫について書かれた『忍城甲斐姫物語』(行田市青年会議所 1995)などをご紹介しています。
埼玉県では、映画にあやかり、「映画『のぼうの城』埼玉県民500人の力」を設立しました。 これは、「忍城攻防戦」で20,000人の大軍を擁する豊臣秀吉軍を500人で守り抜いた故事にちなんで、「500人が本気になれば埼玉は動く」を合言葉に、映画を通じて埼玉を広くPRするため県内の各界を代表する方々により設立されたものです。
映画といえば、県立浦和図書館で撮影された、吉永小百合さん主演「北のカナリアたち」も明日(11月3日(土))から公開です。
この映画については、またのちほど・・・
2012年10月26日
「図書館と県民のつどい」
まもなく分科会の申込みが締切となります。お申込みはお早めに!
記念講演の申込みは満員御礼となりましたm(_ _)m
「図書館と県民のつどい」は、埼玉県教育委員会と埼玉県図書館協会が主催するイベントで、12月2日(日)に桶川市民ホール・さいたま文学館で開催します。
今年で6回めを数える「図書館と県民のつどい」は、県内の公共図書館・高校図書館・大学図書館に加え、子ども読書に関わる皆さんが協働して作る全国でも珍しいイベントなんです。
作家の上橋菜穂子さんによる記念講演は、おかげさまで、たくさんのお申込みをいただき、先着順の受付を締め切らせていただきました。
分科会の申込みは10月31日(水)まで受け付けておりますので、お申込みされていない方は、お早めにどうぞ。(定員を超えた場合は抽選となります。)
子ども読書に関心のある方は必見の分科会です。 くわしくは、「図書館と県民のつどい」ウェブページをご覧ください。
2012年10月16日
新聞・雑誌担当の仕事 ~新聞編~
こんにちは!久喜図書館の新聞・雑誌担当です。
今回は、新聞の業務についてご紹介します。
最新の情報を得ることができる新聞の提供は、図書館の重要なサービスのひとつです。 もちろん、過去の記事を調べるための縮刷版やマイクロフィルム等も所蔵しています。
でもそれだけではないんです
...埼玉地方版を活用してみませんか?...
県立図書館では、三大紙(朝日・毎日・読売新聞)の地方版を1年単位で製本し、保存しています。 地方版とは、地域ごとのニュースを掲載するページで、各々の地域で入手できます。
月ごとに発行される縮刷版は、東京本社発行の最終版を収録しているので、埼玉県版が掲載されていません。 そのため、元の新聞をとっておく必要があり、製本することで永年保存に耐えられるようにしています。
<昭和41年の朝日新聞埼玉地方版>
~埼玉地方版 完成までの道のり~
1 該当頁の切り取り
事務用にとっている新聞を使用しています。 例えば朝日新聞の場合、見出しに「埼」「埼玉」が入るページすべてが対象です。 製本の際にとじしろとなる部分が必要なため、片側を少し余分に切ります。
新聞・雑誌担当の日課です。
2 保管
1ヶ月ごとに束ねて、1月から12月までストックしていきます。
製本までもうすぐ
3 製本依頼、配架
年が明けて1月、昨年のストック分を製本の業者さんに渡します。出来上がって納品されたら、めでたく書庫に配架です
<久喜図書館の書庫に並ぶ埼玉地方版>
地道な作業の結晶
このように保存していくことで、県民の皆さまの調査・研究に役立てています。
地方版は、「地元や近所でこんなことがあったのか...」と興味深いですよね。そんな記事をまとめた埼玉地方版、あなたの誕生日や思い出の年版を眺めるだけでも、新たな発見があるかもしれません。
なお、埼玉県版はエリアごとに発行されているため、県立3館で所蔵を分担しています。
(各紙で名称は異なります)
浦和図書館:南部(中央)
久喜図書館:東部
熊谷図書館:北部
ご利用の際は、各カウンターへお申し出ください。 お待ちしております。
※所蔵している年版の期間はこちらをご覧ください。
(文責:久喜図書館新聞・雑誌担当 I)