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2019年6月13日

資料展「お札が変わる前に ~過去のお札、現在のお札、未来のお札~」開催中!(県立熊谷図書館)

こんにちは

熊谷図書館 人文・社会科学資料担当です。

早速ですが皆さん!!

4月9日のニュースは御覧になりましたよね???

そう、我らが渋沢栄一

埼玉県を代表する近代日本の大偉人、渋沢栄一

一万円札になるんです

いやぁ、感慨深いですねぇ。

埼玉県民のアイドル的(?)存在の渋沢栄一が、日本中で大人気になっちゃうのかぁ、、、

え? 渋沢栄一ってそもそも誰って?

またまた~

埼玉県民で渋沢栄一を知らない人なんているわけないでしょ

なーんて冗談半分にSNSなんかを眺めていると、あれ? 渋沢栄一って実は全然知られてない......?

そういえば、紙幣デザイン変更がされた当初は、検索ツールで「渋沢栄一」と入力すると、「誰」「何した人」みたいなサジェストばっかりだった気が......。

肝心の紙幣も、「ダサい」「変えなくていい」「もどして」「こんな紙幣に載せられるこのおじさんかわいそう」「デザイン酷すぎておじさん泣きそうでは?」と、散々な言われよう...

こ れ は ま ず い

紙幣のデザイン変更は偽造防止などで重要だし、渋沢栄一は近代日本の資本主義を支えた大偉人だし、肖像が泣きそうに見えるのはたまたまだし......

これは何とかして、「お札」と「渋沢栄一」についてもっと知ってもらわねば......

ということで、現在埼玉県立熊谷図書館では

資料展「お札が変わる前に~過去のお札、現在のお札、未来のお札~」

を開催中です

お札が変わるということ、そして、新たな一万円札の顔である渋沢栄一について知ってもらうため、色鮮やかビジュアルな資料を集めました

それだけでなく、今回は様々な工夫を凝らし、いろいろな意味で「みて」楽しい展示になっています!

今回の展示は、いつもと一味も二味も違うのですよ

それではお待たせしました、担当一押しの見どころを紹介しますよ~

お札の歴史.JPG

こちらは、本展示の目玉、「お札の歴史」コーナーです。

ここでは戦後発行された5種類の紙幣について、その変遷が分かるような資料を展示しています。珍しい昔のお札だって、カラーで見られちゃうんです。

さらに!!

今回はなんと「お札と切手の博物館」から特別にパネルをお借りしました

1階と2階を繋ぐ階段の踊り場で、ドドーンとパネルを展示

ずらりと並ぶ紙幣の写真はまさに圧巻! 写真に収まりきらないお札の歴史を、ぜひその目でご覧ください

資料展パネル.JPG

そして、カラフルな資料やパネルで「過去のお札」「現在のお札」を満喫したら、次はいよいよ「未来のお札」です。

紹介するのはもちろん、我らが渋沢栄一のコーナー

渋沢栄一コーナー.JPG

この他にも、3階埼玉資料室にはたくさんの「渋沢栄一」関連資料があります。

そ・し・て!

このコーナーにはなんと、本だけでなく映像資料もご用意しています

え? いつもCDとか平置きされてるって?

いえいえ、今回は一味違います。いつもはガラスケース内に展示しているだけですが、今回はせっかくですし実際に上映しちゃいました

ヘッドホンも置いてあるので、ご自由に座って御覧いただくことも可能です。

5分ほどの映像なので、スキマ時間で楽しめるのもポイント

DVD上映.JPG

さらにさらに!!

資料展の開催に合わせ、なんと6月は連携映画会も開催しちゃいます

上映するのは映画「青い目の人形」、渋沢栄一が日米友好のために仲介を担った友情人形をテーマに、戦争の悲惨さや平和のすばらしさを謳った映画です

6月の上映日は7日(金)、14日(金)、21日(金)、27日(木)午前10時からです。午後にはいつもの映画会もあるので、6月の金曜日(最終週だけは木曜日)は1日映画が楽しめちゃいますね

連携映画会案内.JPG

いかがでしたか?

今回の展示は本はもちろん、パネルや映像を「みて」楽しめる展示となっております

埼玉県の大偉人、同じ県で生まれた先人がお札になったのに、それを知らないだなんてもったいない

お札を知って、渋沢栄一を知れば、きっと新しいお札が楽しみになってくるハズ

「お札ってどう変わってきたの?」「渋沢栄一って誰?」という人も、ぜひ本や映像を「みて」、お札を楽しんでみてくださいね

資料展 お札が変わる前に ~過去のお札、現在のお札、未来のお札~

【期間】

5月25日(土)~6月27日(木)※図書館休館日を除く

【場所】

埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー

皆様の御来館をお待ちしております

2019年5月10日

子ども読書の日記念「おおきなおはなし会」を開催しました!

みなさんこんにちは。
久喜図書館の子ども読書推進担当です。

今年度も、子ども読書の日を記念して、
4月27日(土)に「おおきなおはなし会」を開催しました
IMG_1346.JPG
午前・午後合わせて、160人以上の方が参加してくださいました


「おはなしのじかん」では、
ボランティアグループ「トムの会」のみなさんと職員で、
大型絵本や大型紙芝居、おはなしや手袋人形、
パネルシアターなどを披露したり、
会場のおともだち全員で、てあそびを楽しんだりしました
手袋人形.jpg
IMG_0886.JPG


「おんがくのじかん」は、
午前は、県立久喜高校吹奏楽部のみなさんが、
「ぞうさん」「きらきら星」「となりのトトロメドレー」など、
子ども達になじみのある曲を演奏してくださいました
久喜高校吹奏楽部.jpg


午後は、音楽デュオ「たまごさんど」のお二人が、
「さんぽ」「ゲゲゲの鬼太郎」「大きな古時計」などを、
オカリナ、ギター、三線などの多彩な楽器で演奏してくださいました
たまごさんど.jpg


ちいさな子からおじいちゃん、おばあちゃんまで、
たくさんのひとに楽しんでいただけました。
来てくださったみなさん、ありがとうございました


久喜図書館 おはなし会のおさそい

久喜図書館子ども図書室では、
毎週土曜日毎月第2・第4水曜日
おはなし会を開催しています

●おおきい子むき
毎週土曜日(第4土曜日は工作会)
午後2時~2時30分は、ひとりできける子
●ちいさい子むき
毎月第2水曜日(親子ふれあい講座)
第4水曜日(おはなし会)
午前11時~11時20分は、
0~4才のお子さんと保護者の方が対象です。

参加するともらえるシールを集めると、何かいいことがあるかも・・・?
とっても楽しいので、ぜひぜひご参加ください

2019年3月29日

資料展「図書館資料と写真で巡る熊谷宿」について

熊谷図書館 地域・行政資料担当です。

現在、熊谷図書館では、資料展「図書館資料と写真で巡る熊谷宿」を5月12日(日)開催中です。

この展示は昨年11月25日(日)に開催された「ウィキペディアタウンin熊谷」の関連展示です。

ウィキペディアタウンとは、街の名所や旧跡などを歩き、見聞きしたことをインターネット上の百科事典「ウィキペディア」に投稿し、世界中に街の魅力を発信するワークショップ形式のイベントです。

資料展スタート.jpg

展示では、イベントで散策した熊谷宿周辺の名所・旧跡等を紹介。

実際に歩いた2時間のコースを順番にたどる構成となっています。

◆箱田用水沿い~裁判所方向へ歩く

箱田用水沿い~裁判所方向へ歩く.jpg

用水沿いの民家の間に位置する「熊野堂 くまんどう」。『新編武蔵風土記稿』によると熊谷という地名にゆかりのある場所と言われています。

裁判所付近には「坊ちゃん」のモデルと言われている弘中又市の旧居趾。漱石の子 夏目伸六が著書『父の法要』の中で語る弘中のエピソードはとても興味深いです。

そして「千形神社」。今はなき土俵・奉納相撲の写真が『熊谷の姿』に掲載されています。

◆八木橋付近を歩く

八木橋付近を歩く.jpg

大正期の貴重な姿を残し、国の登録有形文化財となった「聖パウロ教会」は『近代埼玉の建築探訪』などの資料で紹介されています。

八木橋デパート入口には「宮沢賢治の歌碑」が。『宮沢賢治「修羅」への道』に熊谷を訪れた足跡がまとめられています。

この他、「熊谷寺」「奴稲荷」「竹井本陣趾」関係の資料を展示しています。

◆星川上流~県立図書館方向へ歩く

星川上流~県立図書館方向へ歩く.jpg

熊谷随一の景勝地「星溪園」はもともと「石上寺」の庭園でした。『埼玉県地誌略』には狩野派の絵師による「石上寺庭池図」が。美麗です!

「高城神社」の宝物で、宝暦2年(1752)に描かれた「熊谷町古絵図」は『熊谷の文化財』に複製が収録されています。

この他、このエリアには星川の「戦災者慰霊之女神像」、国道17号沿いの「札ノ辻趾」があります。

街歩きの終点は、熊谷直実にちなんだ桜の木が植えられている「中央公園」。これからの季節、花見に足を運んでみてはいかがでしょうか。

(資料の書誌情報は省略させていただきました。)

◆地域の魅力を発見するイベント「ウィキペディアタウン」

街を歩いて終わりではなく、図書館資料で調べて理解を深め、記事を発信するのが「ウィキペディアタウン」の醍醐味。最後に、イベント参加者の皆さんがウィキペディアに投稿した記事を展示しています。

投稿したウィキペディアの記事.jpg

編集したウィキペディアの記事一覧

(地名をクリックすると記事のページに移動します)

千形神社

日本聖公熊谷パウロ教会

石上寺(熊谷市)

高城神社

中央公園(熊谷市)

ウィキペディアタウンを実施するにあたってご協力をいただいた熊谷市観光ボランティアガイドの会「くまがい探偵団」、ITで街を盛り上げる取組をしている「Code for kumagaya」の皆さんをご紹介するコーナーもあります。地元愛に溢れた各団体の今後の活動が楽しみです。

以上、展示の概要をレポートしました。ぜひ、ご来館の上、資料現物をご覧ください。お待ちしています。

資料展 「図書館資料と写真で巡る熊谷宿」

期間 平成31年2月23日(土)~平成31年5月12日(日)(休館日を除く)

場所 埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー

2019年3月13日

雑誌の書庫入れについて(久喜図書館)

こんにちは

埼玉県立久喜図書館の新聞・雑誌担当です。

久喜図書館では、2月25日から3月1日まで、

特別整理期間で休館していました。

利用者の皆様には、大変御不便をおかけしました。

おおよそ半年に一度の特別整理。

その期間を利用して、

2階公開図書室にある雑誌の書庫入れを行いました。

対象となった雑誌は、

2018年7月から12月までに発行されたものです。

その作業風景を御紹介します。

まずは、書庫入れする雑誌を抜き取ります。

抜き取り.jpg

実は、これで全部ではありません。

半年分というと、約1,700冊。

結構な量になりますね。

次に、図書館システム上の「場所」を、

「紙誌公開」から「紙誌書庫」に変更します。

OPAC(蔵書検索システム)で検索すると、

2階公開図書室にある雑誌は「紙誌公開」、

書庫にある雑誌は「紙誌書庫」と表示されます。

一括修正.jpg

1冊ずつ、バーコードをスキャンします。

最後に、書庫の所定の場所にしまいます。

間違いがないように、確認しながら配架します。

配架.jpg

書架に、タイトル順に並んでいます。

同じタイトルの中では、発行日順に並んでいます。

これで、雑誌の書庫入れが終わりました。

2月末の書庫の温度は、約11°C。

外とほぼ同じです。

職員も、ダウンを着たりカイロを貼ったりと、

十分寒さ対策をして作業しました。

書庫にある雑誌を御利用になりたいときは、

館内OPACから、

該当の雑誌のレシートをプリントアウトしていただくか、

「図書館資料利用票」にご記入の上、

カウンターにお申し付けください。

御利用、お待ちしております。

2019年3月1日

熊谷市立熊谷西小学校2年生の図書館見学

こんにちは!

熊谷図書館 視聴覚資料・図書館振興担当です。

寒かった毎日も、日一日と暖かくなり、春の気配を感じられる季節になってきました。

先日、熊谷市立熊谷西小学校の2年生が、県立熊谷図書館に見学に来ました。

3クラス、総勢82名です。1日に1クラスずつ、3日間にわたって、図書館の使い方についての説明と、図書館内の見学をしました。

まずは図書館についての説明です。図書館ってどんなところ?どんなことができるの?注意することってなに?などの説明から、本の種類や探し方、そして、本の借り方・返し方を説明しました。みなさん、とても熱心に聞いてくれていました。

図書館の使い方について説明する様子.jpg

生徒が説明を聞く様子.jpg

※写真は熊谷西小学校よりお借りしたものです。

その後、2グループに分かれました。第1グループは、子ども読書室で自分の借りたい本を探して借りるグループ。第2グループは、子ども室以外の館内を見学するグループです。


館内の見学は、おはなし会や映画会などを行っている「鑑賞室」や、普段は入ることのできない「書庫」を見たりしました。「書庫」では、本のためのエレベーターや、電動書架(電気で動く本棚)などを見て、みなさんびっくりしていました。

館内を案内する様子.jpg

子ども読書室では、みなさん、思い思いに自分の借りたい本を選んで、本の貸出を実際に体験しました。借りた本は、約1週間後に、またクラス毎に図書館へ返しに来ました。

熊谷西小学校から県立熊谷図書館は目と鼻の先です。これからも、子ども読書室で本を借りるだけでなく、おはなし会や子ども映画会などのイベントにも参加してくださいね。

最後に、先日先生から、生徒一人一人が書いたお礼状をいただきました。みなさんの「本を全部読みました」や「また図書館へ行きたいです」などの言葉を読んで、とてもうれしく思います。ありがとうございました。

熊谷西小学校のみなさん、またのご来館をお待ちしております。