図書館ブログ
2018年3月16日
孫育てについて、楽しく学びました!
2月24日(土)に県立久喜図書館で、講演会「孫・パパ・ママの応援団になろう!"孫育て"で、笑顔のセカンドライフ」を開催いたしました!
講師は、NPO法人孫育て・ニッポン理事長、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事等を務めておられる「ぼうだあきこ」氏です♪母親一人の子育てではなく、家族・地域の中で子育てができる社会を目指した活動は、多くのメディアで取り上げられています
全国の孫育ての講演会にひっぱりだこのぼうだ先生に、楽しく、わかりやすく、祖父母世代と孫との関わり方についてお話いただきました。
孫が生まれ、付き合い方を戸惑う方にも、これから深く関わっていこうと意気込む方にも知ってほしい「孫育てをする際に覚えておきたい心得10か条」をお教えいただきました!
育児方針を決めるのは親で、祖父母はあくまでサポーターであること...他の子と比べないこと...自分のライフスタイルも大切にすること...
会場の皆様も、笑いながら、頷きながら、熱心に聞き入っていました。
サイダー、麦茶、りんご、ぶどう・・・何種類かののジュースを混ぜ合わせていくと...?
「これ、飲めますか?」の問いかけに会場からは笑いが挙がります。
人の意見も同じ、沢山の意見や思いが混ざり合うと、混沌としてしまうことを実験で説明されました。
ぼうだ先生の講演の後は、埼玉県家庭教育アドバイザーによる「手遊び・ふれあい遊び」講座です。
「おふねがぎっちらこ」などの身体を使った遊びを数多く紹介いただきました!
これまで、図書館で孫育てに関する講座を開催することは、ほとんど例がなかったようです。
ですが、図書館は情報の宝庫
講座を聞いて興味を持ったことを調べる際や、学んだことを誰かに伝えたいときに役立つ資料がたくさん♪
ただ講座に参加して終わり、にならないために!図書館でどのように情報収集ができるのかを、司書がご案内しました。
また、同時開催した資料展示では、孫との接し方はもちろん、育児と仕事の両立のバランスについて書かれている資料や、子どもの食事や病気に関する資料、現代の保育事情に関する資料もテーマごとにご紹介しました。
展示で紹介した資料のリストや、孫育てに関する情報の探しかた案内は、館内で配布するほか、以下のウェブサイトからダウンロードできます。
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/health/health.html#kukishirabekata
アンケートでは、「図書館で色々な情報が発信されていることが分かった」との嬉しいご意見も。
来年度も様々な切り口から、皆様に役立つ健康・医療の講演会を開催いたします。
その際は、ぜひご参加下さい。
県立図書館では、皆様の情報探しのお手伝いをいたします!
「幼児が食べていいものは何?」「市内の保育園一覧が知りたい!」などなど
調べたいことがございましたらぜひ図書館へ!
来館のほか、お電話や、ウェブサイト(https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/reference/attention.html
からもご質問を受け付けております。
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2018年3月13日
館内整理日って何をしているの?休館日の一日を紹介します!(県立久喜図書館)
こんにちは!県立久喜図書館情報・地域協力担当です。
県立図書館では、毎月第4金曜日は館内整理日としてお休みを頂いております(7、8月は開館しています)。
館内整理日って何をしているの??と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、その館内整理日に図書館では何をやっているのか、司書の一日をご紹介します。
一ヶ月に一度の館内整理日。みなさんが利用しやすいよう、正しい場所に本を戻し、掃除をしています。
午前中には普段は中々行えない全体での会議や館内の連絡調整などを行っています。また、インターネット用PCのセキュリティチェックや機器メンテナンスなども館内整理日に行われています。
会議の後は、みんなで書架をきれいに!
午後は、館内研修を行い、自己研鑽に努めています!
2月はPOPやキャッチコピーづくり、人をひきつける展示方法についての研修が行われました。
講師は、「POP王」「アルパカ書店員」の異名を取る三省堂書店の内田剛さんです!
参加する職員は事前に宿題として、自分のおススメの一冊にPOPをつくりました。私は、ワクワクしながら、子どもの頃に読んだ本『子犬をかいたい日の本』を選びました。ひとりひとりの個性が光ります!
※県立図書館に未所蔵資料についてのPOPもあります。
研修では、まず内田さんのこれまでの経歴をお話いただきました。内田さんは大学卒業後三省堂書店に入社し、その後書店での勤務経験やたくさんの人に手にとってほしい!と思う一冊『がんと向き合って』に出会ったことが、POPづくりのきっかけの一つになったそうです。また、内田さんは「本屋大賞」をつくった一人でもあります。
これまで作成したPOPやPOP作りのコツなどをお話いただいたあと、宿題のPOPにコメントをいただきました。本の表紙に使用されている色はPOPに使用しないこと、情報を詰め込みすぎないことなど、どうすれば利用者の目を引くPOPになるのかを勉強することができました。
研修後には、内田さんがこれまでに作ったPOPをみせていただきました!これまでになんと3000枚以上ものPOPを作ってきたそうです。見ているだけで、本が読みたくてうずうずしてきます・・・!
今回の研修を受け、POPや展示は多くの人をひきつけるきっかけになるのだと、改めて実感しました。とても面白く、また今後の業務のためになるお話を聞くことができました!
さて、今日のブログでは、休館中の図書館でどんなことが行われているのかお伝えいたしました!
今回の研修を活かし、これまで以上に皆さんに楽しんでいただけるパワーアップした展示ができるよう取り組んでいきます。
現在行っている展示やこれまでの展示については、県立図書館ウェブサイト「資料展のご案内」(https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/news/exhibit/index_29.html)から確認することもできます。
ぜひ図書館に足を運んでみてくださいね!
2018年2月22日
二胡鑑賞会を開催しました
こんにちは。
県立熊谷図書館海外資料担当です。
1月21日(日)に「二胡鑑賞会~馬高彦 二胡の調べ10~」を開催しました。
なんと今年で10回目を迎えました!!!
毎年ご好評をいただいていますこの二胡鑑賞会、今回も応募多数の上抽選となりました。
みなさまたくさんのご応募ありがとうございました!
さて当日、心配していた天気も杞憂に終わり(翌日は大雪でした)、絶好のイベント日和となりました!
馬さんは中国やモンゴルの伝統曲をはじめ、ポップスやクラシックなど様々なジャンルの曲目をそろえてくださいました。まず日本の曲、宮城道雄の「春の海」からスタートしました。次の曲の「雪の降る街を」が終った瞬間、客席から「うーむ!」「はぁー!」と感嘆の声が!続く中国の曲では、馬さんの語る故郷の思いと相まってどこか懐かしい伸びやかな音色を堪能することができました。
<二胡奏者 馬高彦さん>
ラストにかけて会場が一体感に包まれ、アンコール曲が終わった後は大きな拍手があがりました。
アンケートには、「初めて二胡の演奏を生で聞けた。とてもよかった」「どの曲もすばらしく心にひびきました」などの声を頂きました!
また会場では二胡鑑賞会に関連した展示も実施しました。
<二胡を聴く> <シルクロード~中国を旅する~>

<中国の物語を読む>
たとえことばがわからなくとも、音楽ならば老若男女、国や民族問わず共有することができる。多文化理解の場としてこれまで二胡鑑賞会を開催してまいりました。
これからも外国の方を含む皆さんの国際理解を深めるために、各種展示やイベントを実施していきたいと思います。
また、熊谷図書館海外資料コーナーでは英語、中国語をはじめ様々な言語の資料をそろえています。ぜひ一度ごらんください!
展示資料リスト(シルクロード~中国を旅する~)
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/kaigai/shinchaku/2018_1.pdf
埼玉県立図書館多文化サービス
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/kaigai/multicultural.html
2018年2月20日
孫育てに関する資料は図書館で!
来る2月24日(土)は、県立久喜図書館で、講演会「孫・パパ・ママの応援団になろう!"孫育て"で、笑顔のセカンドライフ」を開催いたします
講演会にあわせ、当館2階閲覧室では、関連資料を展示中です。
孫との接し方はもちろん、育児と仕事の両立のバランスについて書かれている資料や、子どもの食事や病気に関する資料などを紹介しています。
また、孫育てには、ご自身が元気でいることが一番大切!セカンドライフの充実のための資料も多数ご用意
少し前に話題になった保育園の騒音をめぐる裁判や、「保育園落ちた日本死ね!」のフレーズを覚えていらっしゃる方も多いことでしょう。展示資料には、現代の保育事情がわかる図書や雑誌記事もございます。
誰もがよりよく暮らしていく未来のために、子どもとの関わり方を考え直すことが重要かもしれません。
また、これまで公開・配布していた調べ方案内「孫・パパ・ママの応援団になるには」を、新たに情報を追加して改訂いたしました
もう持っているという方も、まだ見ていないという方も、講演会お知らせのページから、ぜひダウンロードしてみて下さいね。
展示の中で担当がオススメなのはこちら、「子育て本今昔」です!
1950~2000年代までの育児本をご紹介しています。
時代を反映した展示資料は多種多様!「スポック博士の育児書」「積木くずし」などなど、懐かしいと思われる方も多いのでは?
NPO法人 孫育て・ニッポン理事長のぼうだあきこ氏による講演会「孫・パパ・ママの応援団になろう!"孫育て"で、笑顔のセカンドライフ」もまだまだお席に余裕があります!
ぜひぜひお越し下さいね。
詳細は以下のウェブサイトをご覧ください。
(https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/news/kouen/h29_magosodate.html)
県立図書館では、皆様の情報探しのお手伝いをいたします!
「幼児が食べていいものは何?」「市内の保育園一覧が知りたい!」などなど、調べたいことがございましたらぜひ図書館へ!
来館のほか、お電話(0480-21-2659)やウェブサイト(https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/reference/attention.html)からもご質問を受け付けております。
2018年2月4日
障害を持つ子どもたちにも「読書って楽しい」ことを伝えたい
活字を読むのが難しい児童・生徒のための障害者用資料
~マルチメディアデイジーなどの障害者用資料展示と体験会 を終えて
"障害を持つ子どもたちにも「読書って楽しい」ことを伝えたい"
障害者サービス担当の職員が図書館から出て、教育センターなどで行われる教員のための研修会で、障害者用資料の展示や体験会を行う「出張資料展示・体験会」を実施しています。この取り組みも今年で3年が経ちました。
<大研修室のロビーでの資料展示・体験会の写真>
体験会でなかでも、人気があったのは、マルチメディアデイジー体験コーナーでした。
出張資料展示・体験会を始めた1年目は、多くの先生方から
「マルチメディアデイジーって何?」
といった質問を受け、マルチメディアデイジーの存在自体が知られていない現状を痛感しました。
また、それだけでなく、
「県立図書館って本を貸出するの?」
といった質問を受け、マルチメディアデイジーだけでなく、県立図書館の存在を含め、広報していく必要性を感じた1年でした。
3年目の出張資料展示・体験会では、先生方から
「マルチメディアデイジーって聞いた事があるけれど、実際に見たのは初めて」
との感想が多く、マルチメディアデイジーの認識に変化を感じ取ることができました。
今年度は、埼玉県立総合教育センターをはじめ、さいたま市職員研修センター、各市町村教育委員会指導事務主管課長等の会議、特別支援学校の校長・副校長・教頭の先生方の会議、埼玉県立騎西特別支援学校の職員研修、「図書館と県民のつどい」等、出張資料展示・体験会では多くの機会をいただくことができました。
関係の皆様、貴重な機会をありがとうございました。
<「図書館と県民のつどい」での資料展示・体験会の写真>
「図書館と県民のつどい」初参加!たくさんの方にご来場いただきました。
YouTubeにて
マルチメディアデイジー「ごん狐」を再生しているところが見られます(日本障害者リハビリテーション協会提供)
(https://www.youtube.com/watch?v=c4zqmWJm3Zk)