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イベント

2019年7月23日

ビジネスライブラリカフェ2019を開催しました

こんにちは、ビジネス・産業支援担当です。

7月7日(日曜日)、アズ熊谷6階にあるクマガヤプレイス
ホールで、「ビジネスライブラリカフェ2019
地域で働く外国人の声を聴く ~お互いの信頼を築くために~」
を開催しました。
カフェ形式のイベントを開催するのは今年で3年目です。

今回は、地域で働いている外国人の相談に長年従事されている
NPO法人ふじみの国際交流センターの石井ナナヱ理事長を
お招きして、お話を伺いました。
また、地域で働いているネパール出身の方にも
お話ししていただきました。



カフェオーナー(館長)のごあいさつからはじまりました。
ブログ館長あいさつ.png



参加者は12名。
日本で働いている外国人の数が増えていることから始まり、
実際にふじみの国際交流センターに寄せられた相談から、
外国人労働者の実情をお話しいただきました。
生活習慣の違いや言葉が通じないことなどから、
困っている外国人の方が多くいることを知りました。
石井さん講義1.png

また、ふじみの国際交流センターで行っている様々な
支援活動についてもご紹介いただきました。
日本語教室やパソコン教室などの講座のほか、
医療機関や役所などへの同行通訳も行っているそうです。
石井さん講義2.png



参加者にもご協力いただき、
「外国人を理解するためのゲーム」も行いました。

「世界地図を思い描いてみよう」
「ジェスチャー」
「アメリカのゲーム」
「3本の線と3個の〇」
「3分の1と4分の1」
「トイレはどこ。」

下の写真は、「3本の線と3個の〇」を行った後です。
「ホワイトボードに3本の線と3個の〇を書いてください。」
と言われ、3人の方が書いてくださいました。
この図が表していることは・・・。
石井さん講義3.png



休憩時間には、ネパールで好まれる紅茶「チャイ」と
ビスケットを試飲・試食しました。
チャイ左.pngチャイ右.png

続いてネパール出身のサプコタ・キリスナさんから
お話を伺いました。
ネパールから日本に来て10年になるそうです。
カレーのお店で働いています。
サプコタさん1.png

サプコタさんへの質問。
「日本で働いていて大変なことは?」
「日本語はどうやって学習したのですか?」
など、多くの質問が寄せられました。
サプコタさん2.png



ネパール語で「くまがやとしょかん」と書いてくださいました。
サプコタさん3.png



続いてのワークショップでは、3人ずつのグループで
交流の時間。
「外国人と一緒に楽しく働くには」をテーマに
情報交換を行いました。
ワークショップ1.png

最後にサプコタ・キリスナさんと講師の石井ナナヱさんから
お話しいただきました。
サプコタさんからは、ふじみの国際交流センターは、
困った時に助けになるということを、
石井さんからは、外国人と接する時に大切なことなどを
お話しいただきました。
外国人と接するときに大切なことは、
ゆっくりと話すこと、
易しい言葉で3~5回繰り返すこと、
関心を持つこと

そして何より外国人を孤立させないことが大事です。
ワークショップ2.png

会場内では、3つのテーマで関連資料展示を行いました。
「日本に来て働く」「日本で外国人と働く」「出身国を知る」。
また、関連機関やデータベースのパネルも展示しました。
展示左.png展示右.png

熊谷図書館のビジネス支援室では、7月27日(土曜日)から、
会場内で展示していた「日本で外国人と働く」に
資料を追加して、9月26日(木曜日)まで、
ミニ展示「外国人と働く」を開催予定です。
どうぞご覧ください。



埼玉県立図書館の多文化サービスについてもっと知りたい方は
海外資料サービス・海外資料コーナーのご案内」
ご覧ください。



埼玉県立図書館のビジネス支援サービスについて
もっと知りたい方は「ビジネス支援サービス」のご案内を
ご覧ください。

当日ご参加の皆様、運営にご協力の皆様、
ありがとうございました。

2019年6月26日

自分に合った「プチ起業」を実現するために♪

5月28日(火曜日)、「女性のためのプチ起業始め方セミナー」を開催しました。

「特技やアイデアを活かして起業してみたい。でも何から始めればいいか分からない...」といった女性向けのセミナーです。

講師は、創業・ベンチャー支援センター埼玉のアドバイザーで中小企業診断士の池田史子(いけだ ふみこ)さん。

セミナーちらし.JPG講師写真.jpg

セミナーでは、これから起業する方がぶつかる疑問点について、

★ 子育て・家事と起業は両立できる?

★ 自分でも起業できるの?

★ 経営者になるってどういうこと?

★ サービスや商品を売るコツは?

★ どんな届出が必要なの?

...など、分かりやすくお話していただきました。

講義風景.JPG

起業にあたっては、自分の生活と起業にあてられる時間を、まず調べてみるそうです。

1週間の時間割を書いてみると、具体的に起業に充てられる時間が分かりますね。

仕事に家事に育児に...忙しい生活の中で起業に使う時間を作り出す、タイムマネジメントがとっても大切

時間割.JPG

それから、自分らしい起業の形はどう考えたらよいでしょうか?

自分の強み×お客様のニーズを掛け合わせたときに、強みが一番活きてニーズを満たすような商品・サービスが、プチ起業の秘訣とのことでした。

その上で、商品やサービスをどのように提供するのか? マーケティングの基礎も丁寧にお話いただきました。

ワークショップを交えながら参加者同士でアイデアを発散。

いろいろな考えを持つ人達と話し合うと、新しい発想が出やすくなりますね

ワーク.JPG

最後は、先生ニッコリ、みなさんはキリっと凛々しく終了。

参加者の皆様から「前向きな気持ちになれました」「また必ず相談にきます」など、嬉しいお言葉をいただきました

このセミナーがご自分に合った一歩を踏み出すきっかけとなりましたら幸いです。

閉会.JPG

なお、熊谷図書館では月1回、「女性創業相談会 in 埼玉県立熊谷図書館」を開催しています。

個別相談になりますので、気兼ねなくじっくり御相談ください!

お申し込みは、創業・ベンチャーセンター埼玉 へ!(TEL:048-711-2222)

女性創業相談会ちらし.JPG

■埼玉県立熊谷図書館のビジネス支援室■

https://www.lib.pref.saitama.jp/guide/business/business-index.html

2019年5月10日

子ども読書の日記念「おおきなおはなし会」を開催しました!

みなさんこんにちは。
久喜図書館の子ども読書推進担当です。

今年度も、子ども読書の日を記念して、
4月27日(土)に「おおきなおはなし会」を開催しました
IMG_1346.JPG
午前・午後合わせて、160人以上の方が参加してくださいました


「おはなしのじかん」では、
ボランティアグループ「トムの会」のみなさんと職員で、
大型絵本や大型紙芝居、おはなしや手袋人形、
パネルシアターなどを披露したり、
会場のおともだち全員で、てあそびを楽しんだりしました
手袋人形.jpg
IMG_0886.JPG


「おんがくのじかん」は、
午前は、県立久喜高校吹奏楽部のみなさんが、
「ぞうさん」「きらきら星」「となりのトトロメドレー」など、
子ども達になじみのある曲を演奏してくださいました
久喜高校吹奏楽部.jpg


午後は、音楽デュオ「たまごさんど」のお二人が、
「さんぽ」「ゲゲゲの鬼太郎」「大きな古時計」などを、
オカリナ、ギター、三線などの多彩な楽器で演奏してくださいました
たまごさんど.jpg


ちいさな子からおじいちゃん、おばあちゃんまで、
たくさんのひとに楽しんでいただけました。
来てくださったみなさん、ありがとうございました


久喜図書館 おはなし会のおさそい

久喜図書館子ども図書室では、
毎週土曜日毎月第2・第4水曜日
おはなし会を開催しています

●おおきい子むき
毎週土曜日(第4土曜日は工作会)
午後2時~2時30分は、ひとりできける子
●ちいさい子むき
毎月第2水曜日(親子ふれあい講座)
第4水曜日(おはなし会)
午前11時~11時20分は、
0~4才のお子さんと保護者の方が対象です。

参加するともらえるシールを集めると、何かいいことがあるかも・・・?
とっても楽しいので、ぜひぜひご参加ください

2018年11月16日

久喜図書館文化講座「埼玉道中膝栗毛」を開催しました!

こんにちは。久喜図書館の芸術・文学資料担当です。

11月10日(土)に、久喜図書館で文化講座を開催しました</span毎年開催している当講座、今年は埼玉県立歴史と民俗の博物館で主任専門員兼学芸員の杉山正司(すぎやま まさし)氏講師としてお招きし埼玉道中膝栗毛」と題した講演を行いました。

杉山先生は、近世交通史を専門としており、NHKの人気番組にご出演の経験を持ち、杉山先生の講演会なら!と参加を申し込まれたファン(?)の方もいました。

先生の写真.jpg

講師の杉山 正司(すぎやま まさし)氏

当日は天気に恵まれ、直前の申し込みも多く、気がつけば100名を超える程のたくさんの方々にご参加いただきました

文化講座の様子その1.jpg

講演は、4部構成となっており、第1部と第2部は江戸時代の中山道・日光道中と日光御成道を通った旅人の紀行文や道中記を中心に、埼玉県の宿場の様子を、第3部は明治時代の紀行文より外国人の旅人が見た埼玉県の宿場の様子を、第4部は埼玉から伊勢神宮への旅を庶民の旅日記をもとに辿りながら、わかりやすくお話していただきました。

講演でご紹介してくださった道中記や旅日記には、沿道の宿場の様子の他、宿泊時に本陣で出された献立まで詳細に書かれていて、当時何を食べていたのか、庶民や大名、武士など身分によって献立の内容が違うことなどがわかり、他の宿場ではどんな献立だったのか全部読んでみたくなりました。

また、伊勢神宮への旅では、伊勢参宮を目的とした伊勢講を村々で作り、旅費を積み立て、くじで代表を選んで参宮者を決めていたということに驚きました。講を代表して旅をするため、今で言う復命書代わりに旅日記を書いていたそうです。

それぞれの旅人目線で、当時の旅がどういったものだったのか、どんな風景を見ていたのかが垣間見えて、道中記や紀行文の魅力をより深く味わうことができました

文化講座の様子その2.jpg

文化講座の様子その3.jpg

受講した参加者の方からも「楽しくあっという間の1時間45分でした。」「大変勉強になった。わかりやすく面白かった。」などの感想をいただき、皆さまにご満足いただけた講座となりました

杉山先生、そしてご来場くださいました参加者の皆さま、どうもありがとうございました

なお、「講座には参加できなかったけれど、内容だけでも知りたい!」という方は、若干数ではございますが、講座の資料がございますので、久喜図書館2階カウンターまでお越しください。

また、この講演会にあわせ、2階公開図書室で11月18日(日)まで文化講座関連の資料展「埼玉と街道を開催しております。

資料展「埼玉と街道」

開催期間

平成30年10月10(水曜日)~11月18日(日曜日)

(図書館休館日を除く)

開催場所

埼玉県立久喜図書館 2階公開閲覧室

埼玉県に点在する中山道や日光道中の宿場町について書かれた資料、中山道を題材として取り扱った文学作品や絵画、そしてそれぞれの街道を通って旅をした人の紀行文(道中記)など展示しています。もちろん杉山先生の著作も展示しています。展示期間終了まであとわずか ご来館の際は、ぜひ手にとってご覧ください。詳しくはこちら

2018年9月9日

「がんと活(い)きる」講演会を開催しました!

講演:一同集合!.JPG

登壇者みんなで記念撮影

こんにちは。自然科学・技術資料担当です。

8月25日(土)「がんと活きる ~AYA世代がん患者の体験談を聴く~」講演会を開催しました。当日は残暑厳しい暑さにも関わらず、90名の方にご参加いただき、とても充実した会になりました。

今年の講演のテーマはAYA世代Adolescent and Young Adult(15歳から39歳の思春期・若年成人世代))

「NPO法人 がんノート」代表理事 岸田徹さん講演を軸に、盛りだくさんのプログラムで開催しました。

それでは当日の様子を、写真たっぷりでレポートさせていただきます!!

まずは講演会から。

講師にお招きしたのは、ご自身も25歳と27歳でがんを患い、そのご経験から"がん経験者によるがん患者のためのインタビューWeb番組"「がんノートを立ち上げた岸田徹さんです。ご自身が出演されているがん保険のCMを投影しながらまずは自己紹介。

講演:プロフィール紹介場面.JPG

講師自己紹介場面

コミュニケーションを大切にする岸田さんらしく、講演会も双方向のやりとりができるように、参加者のみなさまにスマホを使っての設定を呼びかけます。

がんに関するクイズへの回答や、病気に関する質問などをリアルタイムに投稿できる、ウェブサイトを使っての参加型の講演は、距離感が近くてとても新鮮!

講演:がんノート.JPG

講演の様子

講演:参加型講演会の様子.JPG

岸田さんからは、ご自身のがん体験から、今回のテーマであるAYA世代を取り巻く現状まで、明るく楽しく、時に笑いを交えてお話いただきました。

岸田さんが手術で取ったがんの画像、手術直後の写真、前を向いて「活きる」きっかけになったという先輩からのメッセージなども画像を交えてお話くださいました。

講演:岸田さんを変えた言葉.JPG

岸田さんを変えた言葉

がんになった時にお金がなくて大変だったことや、今後の生活をどうしたらよいか悩んだこと、病気に関すること以外の情報がなくて困ったこと・・・岸田さんにしかお話できないリアルなお話を、本当に沢山聴くことができました。

岸田さんの講演後、休憩をはさみ後半の部がスタートしました。

はじめに、県の疾病対策課 鈴木久美子さんから、埼玉県の小児・AYA世代のがん対策についてお話いただきました。これからはじまる県の取り組み等について、わかりやすくご講義くださいました。

疾病対策課.JPG

「埼玉県の小児・AYA世代のがん対策」 疾病対策課 鈴木久美子氏

次に、埼玉県立がんセンター 地域連携・相談支援センター 城谷紀子さんから、がん相談支援センターの紹介をしていただきました。

がん相談支援センター.JPG

「がん相談支援センターってどんなところ?」 埼玉県立がんセンター 地域連携・相談支援センター 城谷紀子氏

画面に映しだされた支援センター内の様子は、とても明るく温かい雰囲気。城谷さんの事例紹介を盛り込んだ具体的な説明のおかげで、相談支援センターがとても身近に感じられるようになりました。

次は、県内の各がん患者会・支援団体の活動紹介です。

現在1階ロビーで、各団体のパネル展示を行っているのですが、今回こうして直接お話していただけたことで、各会の特徴や想いを、ご参加の皆さまとより共有できたと感じました。

すみれ会.JPG

「すみれ会」

みらいねっと.JPG

NPO法人みらいねっと」

あけぼの会.JPG

「あけぼの埼玉」

リレーフォーライフ川越.JPG

「リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越」

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「リレー・フォー・ライフ・ジャパンさいたま」

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「Cava!」(職員による代読)

最後に、久喜図書館 自然科学・技術資料担当司書から、健康・医療情報調べ方ガイダンス「図書館でがんを調べる」と題して、久喜図書館がん情報コーナーのご紹介や、がん情報を入手するのに役立つ図書やウェブサイトをご案内させていただきました。

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健康・医療情報調べ方ガイダンス「図書館でがんを調べる」

長時間のプログラムにも関わらず、みなさま最後まで熱心にご参加いただき、「この日のために一生懸命準備してきてよかった!」と心から思いました。

当日配布した資料リスト「がん、もっと知りたい!」や、調べ方案内「AYA世代のがんを知る」は、健康・医療情報のページからダウンロードも可能です。当日お越しになれなかった方も、ぜひこちらからご活用ください!

当日ご参加くださったみなさま、運営にご協力くださったみなさまに、この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!

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「がん情報コーナー」の充実ぶりに驚いて、写真をたくさんお撮りになっていた岸田さん。

岸田さんと自然一同_2.jpg

資料展「がんと活きる」の前で岸田さんと一緒に自然科学・技術資料担当記念撮影