イベント
2017年11月30日
ビジネスライブラリカフェ2017を開催しました。
こんにちは、ビジネス・産業支援担当です。
11月12日(日曜日)、県立熊谷図書館で「ビジネスライブラリカフェ2017 ベトナムで働きたいあなたに 経験者に聴くベトナム人とうまくつきあうコツ」を開催しました。海外展開で一番大切なのは、相手を知ること。海外進出先として人気の高いベトナムについて楽しく学ぶカフェスタイルの講座を、ビジネス・産業支援担当と海外資料担当とで協力して企画しました。
埼玉県国際交流協会からお借りした、アオザイを着用し挨拶をするカフェオーナー(館長)
参加者はベトナム人ボランティア2名を含む20名。青年海外協力隊として2回ベトナムに派遣された経験をもつ宮川果奈さんから「ベトナム人とうまくつきあうコツ」をテーマにお話をうかがいました。
レストランでのオーダーをメモも取らずに暗記するベトナム人に驚いた話や、地元住民ではないのに困っている旅行者を周りの人を巻き込んで道案内してくれるベトナム人の親切なこと。隊員としての経験や、ホイアンで旦那さんと営んでいる日本料理レストランでの人々との関わりを通して、宮川さんが感じていらっしゃるベトナムの人々の印象について知ることができました。
続いてのワークショップでは、ベトナム語による自己紹介にチャレンジ。そして、これからやりたいこと、ベトナム人への質問、日本人への質問をテーマにグループごとに話し合ったり情報交換したりしました。
最後に図書館から、「ベトナム進出に役立つ図書館活用」の説明をさせていただきました。
終了後も歓談や連絡先交換が続き、もっと話したい、つながりたい、という気持ちが伝わってきました。
1階ロビーではパネルや写真を展示しました。また、講座の前後に、ベトナム茶(蓮花茶)を無料で配布しました。のべ58名の方に、ベトナムの雰囲気を味わっていただけたことと思います。
1階ロビーの様子
「ベトナムでの仕事に役立つ情報」「日本での暮らしに役立つ情報」(支援・相談機関の紹介)
「よんで あじわう べとなむ」(ベトナムでのビジネス関係新聞記事)
「みて あじわう べとなむ」(写真展示)
「のんで あじわう べとなむ」(13時のベトナム茶配布の様子)
参加者アンケートでは、「初めてのベトナムについての話としては大変よい。」、ベトナムへ出張したことがあるという方からは、「この四半世紀の変化・発展を知ることができ、有意義だった。」との感想をいただきました。
県内とはいえ、遠くからもご参加いただきありがとうございました。参加者の「ベトナム」つながりの交流がはじまったことが、何よりうれしく感動的でした。
鑑賞室内の展示品
「みて あじわう べとなむ」(アオザイ、ノンラー)
「したで あじわう べとなむ」(お菓子や蓮茶の包装物、コーヒーフィルター、コーヒー豆、インスタントコーヒー)
「きいて あじわう べとなむ」(ベトナム伝統音楽などのCD)
「よんで あじわう べとなむ」(ベトナム関連の本)
「ことば を まなぶ」(日本語学習の本や朗読CD、ベトナム語学習の本、ベトナムの学校教科書)
データベース体験コーナー
世界800万社の会社情報を収録する「コンパス企業情報検索サービス」などが、無料で使えます!
壁面にずらりと貼られているのは、A2版ポスターのベトナム語版利用案内の案です。図書館がベトナムの方にも使いやすくなるように、改善していきます。ベトナム人留学生にも協力していただいて、現在もひきつづき校正作業中です。
埼玉県立図書館の多文化サービスについてもっと知りたい方は「海外資料サービス・海外資料コーナーのご案内」をごらんください。
埼玉県立図書館のビジネス支援サービスについてもっと知りたい方は「ビジネス支援サービス」のご案内をごらんください。
2017年11月22日
「第6回久喜市健康づくり・食育推進大会」に行ってきました。
はじめに
埼玉県立久喜図書館自然科学・技術資料担当です。
遅くなりましたが報告させてください。
11月5日(日)、久喜市で「第6回久喜市健康づくり・食育推進大会」が開催されました。
埼玉県立久喜図書館では、この大会と連携して当日はパネル展示に参加し、館内では生活習慣病予防の資料展「STOP!!生活習慣病」を行いました。
今回は当日の会場と連携資料展の様子を紹介したいと思います。
↑今回の大会のテーマは「学校・家庭・地域社会における私たちの生活習慣を見直そう」だそうです。
開催場所は埼玉県立久喜図書館の目の前にある久喜総合文化会館です。
当日は、近日まれにみる秋晴れで、絶好のイベント日和でした。
↑この会場に埼玉県立久喜図書館のパネルもあるということ。
私もどのように展示していただいているのか見るのは初めてです。
はやる気持ちを抑え、中に入ってみました。
↑ありました。会場の一番奥の場所に展示していただいています。お分かりですか。
えっ、わかりづらい。では、もう少し拡大したものをご紹介します。
↑パネルでは埼玉県立久喜図書館で行っている健康・医療情報サービスをご紹介しました。
↑当日の大会で配布した資料。
↑同時開催した県立久喜図書館での「STOP!!生活習慣病」資料展の様子。
おわりに
この大会では、パネル展示の他に、新井病院院長の関谷栄先生の講演会「肥満による健康障害と科学的減量法」や久喜白岡薬剤師会によるヘモグロビンの無料検査など様々なイベントが開催されていました。健康に関する知識を得るにはいい機会になりますので、興味のある方は、このようなイベントがあれば参加してみてはいかがでしょうか。久喜市の中学校の生徒や久喜市の職員が作ったポスターなども展示されており、生活習慣病に関連する情報が非常にわかりやすく展示されていました。私も今後の参考にさせていただこうと思います。イベントなどを見学すると、こちらが予期しない出会いがあるのもイベントに参加するひとつの楽しみかなと思いました。
あっ、最後に埼玉県立久喜図書館の資料展「STOP!!生活習慣病」は、好評につき少し縮小して、11月26日(日)まで期間を延長しミニ展示として開催しています。興味のある方は是非ご来館ください。
↑現在開催されているミニ展示風景。(~11/26)
2017年11月11日
女性創業相談会 in 埼玉県立熊谷図書館 おすすめポイント!
熊谷図書館では、創業・ベンチャー支援センター埼玉と連携して、毎月第1木曜日に
「女性創業相談会 in 埼玉県立熊谷図書館」を開催しています。
(※図書館休館日を除く)
女性創業相談会では、趣味で培ったスキルや、取得した資格を仕事に活かしたい、そんな女性のやる気を専門のアドバイザーが支援します。
月替わりでお二人の女性アドバイザーが相談をお受けします。
● 池田 史子 氏(中小企業診断士)【偶数月担当】
● 森 尚子 氏(中小企業診断士)【奇数月担当】
⇒アドバイザーについて(創業ベンチャー支援センター埼玉のページへ) http://www.saitama-j.or.jp/sogyo/woman/adviser.html

相談会のおすすめポイントは?
まだふんわりとしか考えてないけど相談してもいいのかな?と躊躇している方もご安心ください。お一人お一人の段階に応じてアドバイザーがお答えします。
創業間もないかたも相談できます。集客の方法を相談したい、商売を軌道にのせたい、とった経営課題の解決にぜひご活用ください。
何回でも参加できますので、準備の状況に応じて相談するのも効果的です。
会場は個室で遮音・冷暖房完備ですので、安心して女性アドバイザーとお話しできます。
図書館で相談するメリットは?

起業するかたの気持ちに沿ってステップごとに資料を紹介している「起業に役立つ情報を調べる」もぜひご活用ください。
相談されたかたからは、
" お話ししやすくてとても良かったです!"
" 沢山話を聞いていただいて、とても参考になりました "
" 一つずつ前に進めていけるようにします。"
といった前に嬉しい声をいただいています。
相談会はお一人50分間(無料)、事前予約制です。
創業・ベンチャー支援センター埼玉 へお申込みください。
※申込み先は熊谷図書館ではありません。
TEL:048-711-2222
詳しくは以下の相談会ページをご覧ください。
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/business/jyosei_sogyo.html
2017年11月10日
文化講座「中世東国社会と女性たち」を開催いたしました
こんにちは❗
県立熊谷図書館人文・社会科学資料担当です。
11月4日(土)、熊谷図書館では、東海大学非常勤講師の井野上眞弓先生を迎えて文化講座「中世東国社会と女性たち」を開催いたしました❗
毎年数多くの方にご参加いただいている当講座ですが、今年も定員に達するまでのお申し込みをいただきました。
↑受講した方々は皆さん真剣に先生の話に耳を傾けていました。
今年の講座のテーマは中世社会に生きた女性ということで、井野上先生には中世における女性のあり方や、時代の流れにつれて女性観が変化していく様をご講演していただきました。
戦国時代にやってきた宣教師ルイス・フロイスが当時の日本とヨーロッパの様子を比較した『日欧文化比較』によると、妻や娘は夫にことわりなく好きな所へ行く自由があり、また財産は別々で所有し、時には妻が夫に高利で貸し付けることもあったそうです。なんだか意外な話ですね。
一方で、中世は今の女性観へと繋がる姿への転換期でもありました。武士の台頭により、女性は家を守る役割、つまりは妻として、母としての女性が求められるようになります。男性を支え、庇護される女性という女性観が成立しましたが、北条政子のように家の中での力を得た女性が家長を代行するといったこともありました。
といったように、講座では中世東国の女性に関する資料のほか、様々な資料を通して、中世社会における女性のあり方や女性観の変化について、お話いただきました。
受講した参加者の方からも、「女性観の変化のプロセスを見ることができてよかった」といった感想をいただき、好評でした✨
井野上先生、そしてご参加いただいた皆様、ありがとうございました❗
なお、講座は終了いたしましたが、資料を通じて中世社会の女性たちの姿を紹介する資料展「中世社会と女性たち」は現在も行っています。熊谷図書館2階ロビーで、11月23日(木)まで開催しておりますので、ご覧ください。
また、当講座も参加している「「躍動する武蔵武士」を今に活かす地域連携プロジェクト事業」では今後も武蔵武士や当時の女性たちの活動を紹介いたします。
「躍動する武蔵武士」を今に活かす地域連携プロジェクト事業リーフレット
(https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/news/kouen/musashibushi_leaflet.pdf)
2017年9月1日
【久喜】講演会「がんと仕事」開催いたしました!
8月26日(土)に県立久喜図書館で、講演会「がんと仕事 それでも、働きたい!」を開催しました
講師は、自身もがん経験者であり、がん患者の就労支援に取り組んでいる特定社会保険労務士の近藤明美氏です。近藤氏は、越谷市で近藤社会保険労務士事務所の代表を務められるほか、一般社団法人CSRプロジェクト、NPO法人がんと暮らしを考える会の副代表としても活躍しておられます
講演ではまず、がんと診断された方が仕事を続けていくことの困難さや、それでも働き続けたい理由などを、統計を基に解説して頂きました。
がんの治療をしながら働くためには「伝える力」「制度の活用」「自己選択」が大切だというお言葉に、深く頷く参加者もみられました。
がんと診断されたら、職場にどう伝えればよいのか・・・。誰もが悩むその問いに、会社側はココが知りたい!という観点からお話いただき、とても勉強になりました!
その上で、利用できる制度や相談窓口などをご紹介。傷病手当金の受給資格など、複雑な制度をわかりやすくお話し頂きました。
参加された方の中には、メモを取る、講演会後にがん関連資料を手に取るなど、熱心に情報を収集する姿が多くみられました。専門家からお話を伺う機会は多くはないはず。関心のある方には、参考になる講演会だったのではないかと思います
近藤氏のご講演のあとは、司書によるミニ講座「図書館でがん情報を入手する」を行いました。
がんに関する情報は世に溢れていますが、その中でもお勧めの図書シリーズや、信頼できるウェブサイトをご紹介し、資料リストとしても配布いたしました。紹介した資料は会場の後方で実物を展示し、休憩時間には手にとれるようにしました。また、配布した資料リストはウェブサイトからダウンロードできます。
がん情報コーナーでがん関連資料を取り揃え、お持ち帰りできるパンフレットをご用意し、資料リストや上記のような講座で、ご自身で調べるための情報をご紹介!
県立図書館は、情報を求める方の力になる、情報探しの窓口を目指しています。
お悩みの際はお気軽にご相談ください
この夏、その他にもがんに関するイベントとして
☆「図書館で、よろずがん相談」(9月7日 木曜日)
☆がん患者会・支援団体パネル展示(~9月18日 月曜日・祝日)
☆ミニ展示「がんと仕事 ~社会とつながる~」(~9月18日 月曜日・祝日)
の3つのイベントを開催いたします!
がんについて知りたい方はぜひこの機会に県立久喜図書館へお越しください